5年生の読み聞かせに使いました。
読んであげるなら5・6歳からとなっていますが、子供が自分の経験や気持ちと照らし合わせてちゃんと内容を理解できるようになるのは、小学校高学年になってからではないでしょうか。1〜2年生でもまだ少し早いような気がします。
「わたし」の周囲には色々な「あなた」がいる。お母さんも、お父さんも、友だちも、「わたし」から見れば「あなた」。そんなフレーズの繰り返しの中で、やがて、主人公の女の子(わたし)と、友だちの女の子(あなた)に焦点が当たっていきます。けんかをしたり、仲直りをしたり、もう一人お友だちが増えたり。小学校中〜高学年くらいの女の子なら、たぶん誰もが経験しそうな心の機微を良くとらえていて、「あるある!」って思うお嬢さんも多いのじゃないかしら。
クラス替えや卒業を控えた時期に読むと、特に良いのではないかと思いました。