谷川俊太郎さんと元永定正さんが普及の名作『もこもこ』を出してから33年経つのだそうです。
私も久しぶりに元永さんの作品を見たのですが、絵が洗練され(失礼!)、谷川さんの添えた言葉も哲学的。
幼児というよりも育った子どもたちに「心とは何か」を問いかける内容になっています。
『もこもこ』が絵に添えられた言葉で成り立っていたとしたら、『ココロのヒカリ』は谷川さんのメッセージを絵が具現化している絵本だと思います。
迷う子どもたちに訴えかけるメッセージ。
哲学的でありある種宗教的でもあります。
子どもたちは幼いころの『もこもこ』を覚えていないでしょう。
その意味では、この絵本は新鮮に元永さんとの出会いです。
両者を知っている親として、子どもの成長と、自分たちの育児への問いかけのように受け取りました。
声に出してしまうと説教的になるから、そっと共有するにとどめましょう。