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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

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白い街 あったかい雪」 その他の方の声

白い街 あったかい雪 文:鎌田 實
絵:小林 豊
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,430
発行日:2013年11月
ISBN:9784591136843
評価スコア 4.57
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  • 国境を越えて

    一貫して地域医療に従事し
    「がんばらない」等たくさんの著書や
    介護5でも家族と海外旅行へ行ったり
    海外への医師団の派遣や薬を送ったり
    と、人道的な活動をなさっている鎌田實氏
    その鎌田Dr.の絵本?
    と、新聞に紹介されていたので
    図書館にリクエスト

    梅雨の晴れ間に
    雪の表紙であります
    日本ではない雰囲気
    ベラルーシの男の子の母親が主人公のようです

    チェルノブイリ原子力発電所の事故は
    隣国の旧ソビエトで
    現ウクライナですよね?
    地続きな国での被害

    事実を「知らない」「報らされなかった」恐怖を
    感じます

    「あのひ さんぽにいかなければ
    あのひ くろいあめに ぬらさなければ
    そとで あそばせたりしなければ」

    自分を責める母親の気持ちが
    痛いほどわかります

    あきらめの気持ちが
    日本から来たDr.カマト(鎌田と言えないそうです)や
    看護師のヤヨイさんの“心”が
    伝わり、前向きになるんです

    何も食べれない息子アンドレが
    唯一食べたいという「パイナップル」を
    探すヤヨイさん
    その優しい心がひとからひとへとリレーすることには
    本当に感動してしまいました

    絶望から希望へ

    すごいですね
    ほんとうに、すごいです

    じっくり味わいたい

    「命」について
    「だれかのために自分が出来ること」について
    国境を越えてーと、
    じっくりあじわいたい絵本です

    投稿日:2014/06/23

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  • 【再投稿】チェルノブイリとベラルーシ

    この物語は、実話です。
    鎌田實さんが、医師として関わったベラルーシで放射能被曝によって白血病になった少年の治療に関わった時のエピソードです。
    今、このタイミングで再読して、複雑な思いになりました。
    チェルノブイリの原子力発電所は、ロシアに攻撃を受けているウクライナにあります。
    少年のいたベラルーシは、ロシアの同盟国であり、核兵器がロシアから移動されたとも言います。
    この絵本のような、人の心を温かくするようなヒューマニズムはどこに行ったのでしょう。
    今の状況では、人の心を結びつけるような思いやりの心の連鎖は望めないような気がします。
    放射能は、人々を苦しめるのです。
    核爆弾は人を破滅させるのです。

    内容に入りましょう。
    何事もなければしあわせのままのはずのアンドレイでした。
    事故が起こったのは、離れた土地のチェルノブイリ。
    風に運ばれた放射能の雨がアンドレイの人生を変えてしまいました。
    鎌田先生の尽力をしても、アンドレイ少年は14歳で生涯を終えました。
    その生涯の中で、奇跡的に口にできたパイナップルは至宝の味だったのではないでしょうか。
    雪の降る町で、ひたすらパイナップルを探し求める看護師のやよいさんの熱意が、人の心を動かしたのです。

    今のウクライナのことを思っていた時に、パイナップルが手榴弾の隠語であることが頭をかすめました。
    そこまで、人の心が荒んでいかないことを祈りたいと思います。

    投稿日:2024/09/18

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