りんごが食べたくてしょうがないねずみくん。モノクロの中で、一つ鮮やかなりんごは、本当に美味しそうに見えますもの。
そんなねずみくんを前に、いろんな動物たちが、それぞれ特技を生かして、りんごを取っていくのです。ねずみくんは、そんなみんなの個性がうらやましくて仕方ありません。ぞうやきりんのマネをして、鼻や首を伸ばしてみるねずみくんを見て、娘は、「ねずみくん、何しているの?」と不思議顔です。
まだ娘には、ねずみくんの気持ち理解できないみたいですね。
でも、最後にあしかくんと一緒にりんごをとるシーンは、大好き。あしかくん一人でも、ねずみくん一人でも、りんごは取ることができなかったもの。何事も誰かといっしょに協力してがんばれば、願いがかなうということ。なんだか読んでいて、心がはればれするようなそんな気がしました。