高学年くらいになったら校外学習などで、体の不自由な方の介護を経験する授業があるところもありますよね。
確かうちの子たちの行っていた学校では目の見えない方の介護と、「目が見えない」って、どんな感じなのかを体験する授業があったともいます。
この作品では体の不自由な方の介護の大変さと、
そもそも〈ボランティア〉って、どういうことなのか子どもたちにもわかる形で表現してくれています。
最初はただ気になって声をかけただけ、それがちょっとだけならと車いすを押すお手伝いをして、誉められたからいい気分で少しばかり天狗になって……。
最終的には『ほめられたいから、人に見てほしいから』している行為ではない『困ってたから手伝った』それでいい。と思えるようになります。
このお話はフィクションですが、
こういう体験が出来た子どもたちは、きっとその経験がすごくいい心の肥やしになると思いました。
このお話はとても暑い日らしいので、暑い夏の頃高学年の子どもたちに読んでみたいです。