かこさんの色々なシリーズの中では、いつもとちょっと雰囲気がちがうなぁ〜って思いながら読み終えました。
後書をよんで、「本来は理科教材の昆虫編のひとつ」として書かれたとの事。
なるほど、どこか淡々と昆虫社会の自然の掟のような、時に残酷な場面があるのはその理由かぁ・・・と納得しました。
でも、「やや文学的なよそおいにかきなおした」というかこさんお話。
てんとうむしたちが、ご祝儀や香典の金額の話をしたり、祭りの衣装を工夫していたりするところ・・・
田舎の我が家では日常茶飯事な、ばぁばたちの会話を聞いてるようでちょっと人間くさいところが笑えます。
そこはいつものかこさんのシリーズらしい雰囲気で良かったです。