「しらゆきひめ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

よく知っている白雪姫のお話も、どうせ読むならかわいい挿絵のものがいいと思い、こちらの絵本を読みました。
でも「よく知っている」と思って読んでいたはずが、白雪姫が毒リンゴを食べる前に、毒のくしを使って襲われていたことを初めて知りました！
そして、大人になってから読んでみると、白雪姫に出てくる王子様の奇妙な行動が目につきます。
死体にキスをしたり、死体を持ち帰るなんて、絶対猟奇的ですよね…。
子どもの頃にはなんとも思わなかったのに、大人になると気になって仕方ないなんて、なんだか残念に感じてしまいました。

このシリーズ絵本は解説もついていて、それを読むのも楽しみのひとつです。白雪姫のお話は、子どものころから読んで知っているお話ですが、本によって少しずつ違うので、比べてみるのも面白いですね。この絵本では、毒リンゴの前に、小人の家にいる白雪姫をまま母がたずねて、ひもでしばる場面があって、びっくりでした。永井さんの絵も、かわいらしくてよかったです。わかったさんの本を小学生の時に読んでいたので懐かしかったです。小人の家の周りの描写が、きのこがあったり不思議な植物が生えていたり奇妙な雰囲気で印象に残りました。