「どろんこハリー」 みんなの声

お風呂が大嫌いなハリー。大嫌いなお風呂のブラシを庭に埋めて隠してしまい、遊びに行ってしまいます。ハリーがどろんこになって遊ぶ様は、子どもの憧れでしょうか。
子供たちは、どろんこになって遊ぶハリーに自分を重ねて読んでいるのでしょう。決して華やかな絵本ではないけれど、世代を超えて、子供たちに人気があるのは、そういう理由があるからかもしれません。
でも、自分だと家族にわかってもらいたくて、自らお風呂に入るハリー。きれいに汚れを落としてもらって、お気に入りのふとんの上で眠ってしまいます。でもちゃんとふとんの下に、ブラシをまた隠しているあたりちゃっかりしているなぁーって思わず苦笑してしまいました。
こんな子どもいますよね。実際にハリーという名前の犬を義姉が飼っているので、重ねあわせて楽しみました。

犬のハリーはお風呂嫌いでブラシを隠してしまいます。
外に遊びにいくと真っ黒に汚れてしまい家に帰ってもハリーだと気付いてもらえません。
そこで隠したブラシを掘り出しバスルームに走っていきます。

長い間読みつづけられているだけあって、解かりやすいストーリーで読みやすいと思いました。
いたずらなハリーが人間の子供のようでとても可愛いお話でした。

こんなにシンプルな文章。いまどき珍しい３色刷り。ところが子供はこの本が大好き。ハリーの冒険に目を輝かせながら何度も繰り返し読んでいます。４歳の息子にとって、ちょうどいいボリュームなのでしょうか。
この本は読んでほしいとせがまれることよりひとりでページをめくっていることの方が多いようです。
１９６４年に発行され、２０００年にはなんと第１０２刷！今までに何人の子供たちがハリーと一緒に幸せな気持ちになったのでしょうね。読み終わると親子共々、ハリーのようなニコニコ笑顔になっていますよ。

大人の視点で見ると、やっぱり･･･というストーリーで魅力を感じませんが、３歳の息子はハリーが大好き！
でも、おふろが嫌いで、ブラシを埋めてしまうことや、自分をわかってもらうために、ブラシを掘り出しておふろに入れてもらうことには興味がなく、ただ、ハリーと一緒に、どろだらけになって遊んでる気分になるみたい。好き勝手に遊びまわっているハリーの姿を見ていると、楽しくなるのでしょう。
もしかしたら、読んであげている私に気が乗らない･･･という問題があるのかもしれませんが、ハリーシリーズの中では、この｢どろんこハリー｣がいいと思います。

この本を、読んだことない人は是非１回読んで見てください。
私はこれを幼稚園のときに読んだんだけど、中学になった今でも、ほんまに好き。
読んでくださいね。

　白に黒のぶちがある犬ハリーはお風呂嫌い。お風呂がいやで逃げ出しました。あちこちで遊んでいるうちに真っ黒になり黒に白のぶちになりました。家に帰りましたが家族にハリーだときずいてもらえません。お風呂に入ってやっとハリーだと気付いてもらえました。
　最初に2ページを読んだだけでなんとなく全ての内容が把握できました。最後まで読んでしまい、思ったとおりでした。2歳の息子にはまだ早かったのか絵本に興味を示してくれませんでした。

お風呂嫌いのハリーがだんだん泥んこ真っ黒になっていくところが楽しかったです。
２才の娘は（内容はまだちょっと難しいようでしたが）ページをめくるたびに黒くなっていくハリーを一生懸命探して、見つけては喜んでいました。

洗われるのをいやがって家出をして冒険に出た時の、わくわくするハリーの表情は、子どもだけでなく大人にも共感できます。黒くなって家族に見分けられなくなって、どうするんだろうと心配させられるけど、ハリーは自分にできるせいいっぱいの芸を見せてやっとハリーとわかってもらえた時の喜び、きれいに洗ってもらい、いつもの自分の寝床で眠ることのできる安心感。ユーモラスで、それでいて変わらない子どもの思いをストレートに表現していて、何回読んでも心がほっとする絵本です。ハリーほ他の絵本も楽しいよ。

この本は今月から始めた絵本クラブの一冊目です。いつも読んでる絵本より色味が少ないし、文も少ないので息子がどう反応を示すが楽しみでしたが、テンポよく進むストーリーに入り込んでるようでした。だんだんドロドロになっていくハリーに釘付けです。
「お風呂が嫌い」なハリーだったけど、ドロドロになって自分だとわかってもらえない事を経験して、ブラシをくわえて自分からお風呂に走るのです。これって子供にも大事な事ですよね。やっぱりどんなに親が言っても、子供自身が経験して「寂しかった」とか「怖かった」とか「残念だった」とか実際に感じないとわからない事って沢山あると思います。それをさりげなく子供に教えてくれるお話ですよ。

　幼稚園教諭をしていた時に４．５歳児に大変人気のあった一冊です。なんと言ってもわかりやすいストーリー！！冒険ものでワクワク楽しい！！そしてかわいい挿絵！！　　　　
読み終わった後、子どもたち自ら手に取りよく読み返していました。　　　
私はハリーが家を飛び出した時、家に戻ってきたけれど飼い主に気付かれなかった時、最後に本人だとわかった時・・・とくるくる愛らしく変わるハリーの表情が大好きです。