「せかい童話図書館(40) こうのとりになったおうさま」 みんなの声

全頁試し読みで読みました。とてもお話が面白くて夢中になっていっきに読みました。だまされてしまった王様ですが、大臣と一緒にだまされて二人共こうのとりになっても二人だから力強かったと思いました。ふくろうにされてしまった王女さまですが、三人で協力して元の姿に戻れてほっとしました。めでたし、めでたしのハッピーエンドに満足の私でした！

初めて読んだお話です。
王様と大臣が、あっけなく笑ってしまってもとにもどれなくなったところから
お話が進んでゆきました。
いったいどうなるの？と思っていたら、ラストでとんとん拍子に
お話が良い方向に行きめでたしめでたしとなりました。
絵も美しくお話も面白かったです。

私自身、知らないお話だったので、途中からハラハラしっぱなしでした。
笑ってはいけないのに、あんなに簡単に笑ってしまうんですもの。
息子も、ヤバイ！って顔してました、笑。
段々と、戻れるのどうか心配になってきましたが、最後は無事にハッピーエンドだったので、ホッとしました。

インドを舞台にした童話は、珍しいと思い、興味深く読みました。
アラーの神やおまじないの言葉、登場人物の名前などにインドらしさを感じることができました。こうのとりになってしまうという設定も珍しいですよね。

王さまと大臣が商人にだまされてこうのとりに姿を変えてしまいます。
はじめて読むお話で楽しめました。
ラテン語の「ムタボール」なんて聞き慣れない言葉が呪文だと私もこの王さまたちのように忘れてしまいそうです（笑）。
ふくろうの姿をしていてそのふくろう姿しか知らないおひめさまと結婚すると決めるのはたしかに迷うでしょうね。
国を立派に治める善い王さまと大臣なのでしょうが呪文を忘れてしまったり、他にもちょっとあらら…な部分が見えて面白かったです。