表紙のフクロウが印象的。鮮やかな色使いがパッと目を引きます。
心踊る美しい絵とタイトルにソワソワ…。
「たぶん ほんと」って一体どんなことだろう?と期待しながらページをめくりました。
詩のような文、あるいは誰かのひとりごと。
普段は気づかない、たぶんほんとのことが、こんなにあるなんてびっくり!
絵や文が心に欠片を残していく感じです。
ふとした時にこの絵本の言葉を思い出して、天気の悪い日も雲の上は今日もいい天気なんだろうなと嬉しくなったり、自分の両手を合わせてみてなんだか照れくさくなったり、約束しなくても毎日会える家族を愛しく思ったり…
その都度小さな幸せを噛み締めたりするでしょう。
「たぶん」というのがいいですね。
子どもにはまだ分からない事がたくさんあるだろうし、大きくなるにつれ考え方が変わったりもするだろうし、大人は状況によってはほんとじゃない時もあるでしょうから。
それに曖昧な方がきっと楽しい!
ページをめくるたび、もっともっと知りたくなる不思議な絵本。
知りたがりやさんのお子様にオススメ。もちろん、知りたがりやの大人にも!