海にまつりのたいこが響き渡るとこんな感じになるのでしょうね。海の生き物がみんな集まってにぎやかにさわぎだすと読んでいる私たちも楽しくなりました。しかし、びくともしないくじらさん、このくじらを不思議におもったのか、そばできいている息子は、耳がないの?とか死んでいるの?とかいろいろ想像していました。このような様は、水族館にいってもみれないし、なかなか出会えない絵本でした。
私も、祭りは大好きですが、海のにぎやかさは、波の音や風の音などが混じり合って、いろいろな音を醸し出していることでしょう。
音があるとしたら、DVD型の読み聞かせ本として音で、ぜひ聞きたいです。そして、最後、花火の美しい情景は、安堵感があり、落ち着いて本をたたむことができました。読んだ後も、余韻ののこる1冊でした。