表紙の迫力が尋常ではありません。
ただでさえ、大食いのイメージのクジラに、「食いしん坊」が加わるのですから。
主人公のクジラが食べまくるストーリー。
海の魚はもちろんのこと、川魚、陸の食べ物まで!?
目の座った鬼気迫るクジラが圧巻です。
それだけに、急展開の後半は実に穏やかです。
鮮やかなオチです、谷口さん!
独特の画風も、この世界観にぴったりです。
見返しの魚拓もお見事。
裏見返しでは、ちゃんと名前が添えられているのもうれしいです。
紙の素材にもこだわりがあるように感じました。
幼稚園児くらいから、突っ込みもできるでしょう。
ごちそうさま。