少年写真新聞社でまた面白い写真絵本が出ました。
まず、タイトルがインパクトあります。
「リヤカーマン」って誰?なに?(笑)
残念ながらわたしはこの本を読むまで、「リヤカーマン」を知りませんでした。
永瀬忠志さんご自身がリヤカーを引いて旅をしてこられた記録を
ご自身の写真と文で綴られた絵本という形でまとめてあります。
見やすくわかりやすいまとめ方をされています。
写真に関しては新旧織り交ぜてあって、時間軸は統一されていませんでしたが、読み進めるにあたって何ら違和感はありませんでした。
世界各国を(食料や必需品を載せた)リヤカーを引いて徒歩のみで移動した距離47000キロ。約地球一周分。
その旅の中でたくさんのことを経験し、いろいろ感じたこと・言いたいことはあったでしょうが、この絵本では必要最低限の出来事と言葉のみで語られていました。わたしはそこに好感が持てましたし、読みやすかったです。
最後にリヤカーの旅で得た永瀬さんの「冒険スピリット」が10個載っています。
小学生より、中高生、社会人になりたての人。また、人生の岐路に立った人にこの本を開いてほしいです。
明日へ向かうための力が湧いてきそうです。