長谷川義史さんの作品だったので選びました。表紙からもこの絵本がどんなに楽しいか伝わってきました。コック帽の中には面白すぎてお腹がパンパンと書かれているし、色々なパンに交じってフライパンまで混じっているし!とにかく読み終えてこの六ちゃんのパン屋があったら絶対に買いに行きたいと思いました。私が一番好きなのは”犬が飼いたい”の巻きです。ろくちゃんに犬は飼えないからと諭すお父さんも昔は同じ事を考えていたなんてかわいらしいなと思いました。そのことを告げ口に来る御爺ちゃんと御婆ちゃんも息子も孫も愛しているのだなと思いました。何よりの心温まる場面はお父さんがパン生地で主人公に犬のパンを作ったところです。お父さんてかっこいい!と私も思いました。家族からの愛情は勿論町の人からも愛情を持って接してもらえる主人公は素敵だし楽しい毎日を送れるだろうなと思いました。続編もぜひ読みたいです。