「アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険」 みんなの声

小さなネズミが月へ行く。その夢を実行するために、行動するネズミにわくわくしながらページをめくっていきました。ストーリーも夢いっぱいで、壮大な冒険！　そして、なんといっても圧倒的な画力。魅了されました。絵本ならではの楽しさ満載です。子どもはもちろん、大人も楽しめます。

宇宙へ行ったねずみのお話。すごく楽しくてわくわくして、ねずみの賢さと勇気あるチャレンジャーっぷりに興奮しました。子どもも、すごくおもしろい！と、読み終わってすぐ、もう一度一から読み返していました。こんな風に人類も、ものすごいチャレンジャー精神をもった賢い人が道を切り開いてきたんでしょうね。
うそ！？とか、それは無理やん！なことばっかりだけど、そんなのきにならなくなるくらい、ワクワク楽しかったです。

「ネズミの大冒険シリーズ」の第２弾です。
こちらのシリーズ絵本の魅力は、何といってもそのイラストに思います。
大人が見てもいいなと思う配色に細部まで描かれたイラストたち。
今作は、いざ月面へ。
我が家にも天体望遠鏡があるので、久しぶりに見てみようと思いました。

宇宙に夢みるネズミが月面着陸して、地球に帰還する話です。
クールマンのこだわりをもった絵の数々は、絵本としてとても力作です。
でも、発想そのものに無理があるように思いました。
現実感を持たせようとすればするほど、事実とのギャップが大きくなって、夢物語としても難しい作品になってしまいました。

7歳の息子が「リンドバーグ」をとても気に入っていたので、
こちらも読みました。
アポロ11号で、アームストロングとオルドリンが月に降り立つよりも先に、
実はネズミが月に降り立っていたんですって！
そうきたかっ！って感じでおもしろいです。
絵も相変わらず素敵です。

しかし。
息子は、飛行機やロケットについてかなりの知識があります。
「リンドバーグ」の際には、飛行機の構造にかなり関心していましたが、
こちらは、「このロケットでは、月へ行って帰ってこれないと思う」とダメ出ししていました。
残念ながら、科学オタクの子どもには納得いかなかったようです。