この作品に似た「どうぞのいす」という絵本がありますが。
あちらは、一つのいすを色々な動物が使っていくおはなし。この作品は、それに似ているけどそれぞれの動物が自分の「マイいす」に座っている様子を描いたもの。
他者とのコミュニケーションも大事だけれど、「自分にちょうどあっているもの」を使うって心地良いものだなと感じられます。
この作品の見どころは、ストーリー展開というより、「そういうのも椅子になるんだね!」という発見と、写実的なのにこちらに優しく訴えてくるイラスト。
無表情なようでいて、何となく微笑んでいるように見えるリスの表情が絶妙な塩梅。
うちの子供は、ことり達がたくさん座っている「いす」がなぜかツボにはまったらしく、「すっごい座ってる!」と爆笑していました(笑)。