お話し会に使えないかと思って、図書館で探してきました。というのも、いつくかの子どもの本の紹介で、「この絵本は子どもたちがとても喜んで聞いてくれる」と書かれていたからです。
手に取って見て一番驚いたのは、子どものころにこの絵本を持っていて、何度も読んだことがあったと、思い出したこと!!
大好きだったんですよ〜。でも、大好きだった事もすっかり忘れていて、子どもたちに読み語りをするようになっても思い出しもしなかったのに、中身を読んでいたら、小さい頃大好きだったな〜って、思い出が「わぁ〜」っと、よみがえってきました。
「ふしぎなたいこ」は、げんごろうさんという(ある種の芸人)が持っているたいこが、大変珍しく、叩きながら呪文を唱えると鼻が高くなったり、低くなったりするという代物でした。
一見「ピノキオ」みたいな話ですが、元々地方の昔話だったのかな?
げんごろうさんは、さいごに琵琶湖に落ちて、そのまま「げんごろうぶな」という魚になってしまいました。というオチで終わっています。
(実は、父方の実家が滋賀県の琵琶湖のすぐそばなんですが、子どもの頃この絵本を持っていたのは、その父の地元のお話だったからなのかもしれません。)
表題作の「ふしぎなたいこ」の他に「かえるのえんそく」と「にげたにおうさん」というお話も載っています。
古いお話ですが、どれもとても面白く時代を感じさせません。
私自身幼稚園の頃に買ってもらった覚えがあるので、幼稚園からでもひらがなが読めれば、十分1人読みできます。
ただ、楽しい昔話なので、声に出して身近な大人が読んであげる方が、子どもたちは楽しいかな〜。