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農場にやってきたかばのベロニカ。この農場には、「がちょうのぺチューニア」もいます! そのほかにも愉快な仲間がいっぱい。でも、みんな、ベロニカのことを「農場のだれとも にていません。ここへ くるなんて、おかどちがいですよ」と、受け入れてくれません。ひとりぼっちのベロニカは、だんだんつまらなくなり、食欲もなくなって・・・。 最後は、みんなに自分のよさをわかってもらい、「とびきり おおきな かばわらい」をして、みんなの輪の中に入っていきました。娘もうれしくなって、いっしょに「かば笑い」。 外見だけでは伝わらない、その人なりのよさをみんな持っているんですよね。子どもには、相手のよいところをたくさん見つけられる子になってほしいな、と願っています。
投稿日:2010/09/22
がちょうのペチューニアシリーズで知られるロジャー・デュボアザンの1962年の初版の作品です。 舞台は農場で、かばのベロニカがやってくるシーンから始まります。 でも、他の農場にいる動物たちが違和感を覚えたように、農場にかばは確かに何故?って思ってしまいます。 そのベロニカを、農場の動物たちは無視してしまい、ベロニカは食欲も無くなり、元気をなくしてしまいます。 これって、学校の縮図そのものですよね。 仲間外れにすること、されることの寂しさが十分に伝わってくることでしょう。 でも、徐々に動物たちは、ベロニカを認めていき、最後には皆で仲良くなるというお話です。 馴染みの動物たちが多く登場するし、その描写も丁寧なので安心して読み聞かせできる絵本だと思います。 動物の会話が多いので、感情移入してしまうケースが多いかも知れません。
投稿日:2008/09/07
これはかばのベロニカが農場にきた話なのだけど、実際これは農場じゃなくて、学校とか仕事場とかにもあてはまる物語ですね。かばのベロニカは農場にきて最初気に入りますが、農場の動物たちは日頃みなれていないかばという動物がきたので、どう対処したらいいかわからなくて結局無視という形をとります。みんなから無視されたベロニカは元気をなくしていきます。普通ここで実際の世界では引きこもりとかなるのだけど、他のどうぶつたちはベロニカのことが気になって、いろいろ食物を与えたりしてベロニカが元気になり、みんなと仲良くなるところで終わります。 わたしみたいに教育的に解釈するのは邪道かもしれませんが、大人の目から見るとそうなってしまうのです。姪っ子に読ませてあげると、私も農場で遊びたいといっていました。
投稿日:2007/07/20
農場の仲間たちみんなから無視されたベロニカは可哀想でした。 新しい場所に来た喜びも、あっという間に無くなってしまって、具合まで悪くなってしまいました。 動物たちが、自分たちがベロニカにしたことに気づいたのか、よそ者に対する好奇心がまさったのか、ベロニカに声をかけるようになったのが救いでした。 ちょっとパターン的なので、面白味が弱くなってしまいました。
投稿日:2016/10/31
いじめ・無視・引きこもり かなりショッキングなキーワードが頭に浮かびました。 農場というのどかな舞台で、動物に当てはめて、やんわりと描かれていますが、中身は・・・実際に、学校や社会で起こったらと思うと、怖いですね。(現実として、起こっているのでしょうが) ラストに救いがあったので、絵本らしくはありました。 前半部分だけでは、とても子供に読む気持ちにはなれませんが、後半部分の少しずつの変化があったことで、読んでも大丈夫かと思えました。
投稿日:2012/04/18
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