「こまったこまったサンタクロース［新版］」 みんなの声

エロール・ル・カインがイラストを描いているクリスマス絵本ということで、気になって手に取りました。
エロール・ル・カインといえば、『おどる12人のおひめさま』や『いばらひめ』など、妖艶で美しいイラストが印象的ですが、こちらはもうちょっとカジュアルで軽いタッチです。ほんわかした雰囲気で、こういう感じも素敵だなと思いました。
ドアが穴あきになった仕掛けが楽しく、ついついパタパタとしかけを開けてニンマリしてしまいます。

エロール・ル・カインの作品はいろいろと見ていたつもりですが、名前を二度見、三度見してしまうほどに、意外な感覚の絵本です。
おまけに、ちょっと謎っぽいしかけ絵本。
扉を探すのが楽しい絵本です。
読み聞かせよりも自分が楽しんでしまいました。

残暑が過ぎると、クリスマス絵本が登場し出しますね。
まだ数ヶ月先のクリスマスですが、クリスマスのワクワク感を長く待ちわびるのもまた素敵に思います。
こちらの絵本はイラストも素敵な上に、しかけ絵本となっていて楽しいです。
クリスマスを待ちわびながら親子で楽しみたい、そんな１冊に思いました。