前作「おっぱい」も素敵な内容でしたが、こちらも素敵。
特におにいちゃんおねえちゃんになった子に読んであげたい絵本です。
前作の「おっぱい」で、「いまは すこーし おとうとに かしてあげる」とおっぱいを弟に譲ったお兄ちゃん。
今はおとうとのものになったおっぱい。
ふわふわであったかいおとうとのおっぱい。
でも、ときどきは ぼくにもかしてね。
お兄ちゃんの気持ちがとてもよくわかります。
まるで今のうちの長男みたい。
普段は弟が泣けば「早くおっぱいあげて」といってくれる優しいお兄ちゃん。
でもやっぱり自分が寂しいとき、眠たいとき、まだまだおっぱいに頼りたくて、さわりにきます。
そんな息子にとって、この本はとても共感を覚えるようです。
ふわふわのおかあさんのおっぱいに触れて、幸せそうなおにいちゃんの笑顔。
きっと息子もこんな顔してるんだね。
兄弟の育児にちょっと疲れちゃったお母さんにもほっとできる絵本です。