かさもっておむかえ」 みんなの声

かさもっておむかえ 作:征矢 清
絵:長 新太
出版社:福音館書店
税込価格:\990
発行日:1977年04月
ISBN:9784834005103
評価スコア 4.48
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みんなの声 総数 53
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53件見つかりました

  • 不思議体験!

    • AAさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    最初この本を読み終えたとき、なんともいえない不思議な空間にいたような錯覚にとらわれました。まるで、宮崎アニメの世界にいるような感じです。
    でも、この空気がこの本の最大の魅力のような気がします。

    かおるがおれんじのとらねこに導かれ、お父さんのお迎えに行くお話ですが、途中乗った車両が動物専用車両だったり、摩訶不思議。
    そして、最後にかおるがお父さんに無事会えた時までとらねこはいたのですが、それ以後は全くかかわることなくお話は終わっています。
    「このとらねこは何だったのだろう。錯覚かな?子供にだけ見える何かなのかな?」
    と、いろいろ想像して後に引くお話でした。

    全体的にレトロな感じの絵、不思議なストーリーですが、しっとりとした雨の日に読むといいのではないかと思います。
    かさもっておむかえの本のなので、これからの季節におすすめです。

    投稿日:2007/06/13

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  • 子どもだけの経験

    清らかな心を持った子どもしか経験できないことがあるそうです。例えば、遠野(岩手県)でざしきわらしに出会えるのも、ドイツの森で小人達に出会えるのも…。(子どもの頃、それでも私は会いたくない!と思っていました。)かおるがおれんじいろのとらねこに出会えたのも、不思議な電車に乗った体験もそれと同じではないかと感じます。少々不安が募っていたけれど、お父さんに会えた時の嬉しさは格別だったのではないでしょうか。おれんじいろのねこのことをちょっとしか思い出さなかったのですから。

    子どもがお父さんを「かさもっておむかえ」することはもはやほとんど経験することがなくなって来たように思います。タクシー、コンビ二、百均などの出現が、この人間関係を消してしまいつつあるように思いました。

    投稿日:2007/05/18

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  • 雨の日の絵本。

     私は、大好きな長さんのとても不思議な世界を体験できて大好きなのですが、うちの子どもにはいまいちだったようで評価を下げました。

     お父さんを傘を持ってお迎えに行くと、あれあれ猫がしゃべってお父さんの地下鉄の駅まで連れて行ってくれるって!ここからもう不思議な世界の始まりです。どんな不思議が待っているかは、読んでみてください。雨の日が、ちょっとユウツな気分からドキドキと楽しい気分に変わるかも。

    投稿日:2007/03/09

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  • 雨の日大好き!になりました

    夕方、突然雨が降ってきて、お父さんの傘を持って駅まで迎えに行ったかおる。
    待っても待っても、お父さんは降りてこない。
    途中駅まで電車で迎えに行こうと言うトラネコに誘われて電車に乗るも、周りの乗客は動物ばかり…。
    かおるが乗り込んだのは動物専用車両だったのです。
    だんだん心細くなって…。やっとお父さんに会えたときには、おもわず涙がポロリ。

    かおるの涙をお父さんがそっと拭き取るシーンで、私も息子のほっぺたをそっとつついてあげると、
    何度も何度もそのページを読んでと催促してきます。
    何度も何度も息子のほっぺたをツン!その度に「エへへ…」ととっても満足気。

    雨の日のお散歩中は、いつもこの絵本に出てくる歌をたのしそうに歌っています(私が勝手に曲をつけたのですが)。

    長新太さんの絵も味があって、とても素敵な絵本です。

    投稿日:2006/07/19

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  • 懐かしい感じ!?

    雨の日、主人公のかおるちゃんは、傘を持ってお父さんのお迎えに。駅で待ってもなかなかお父さんは帰ってこないので、突然現れた猫について、乗り換えの駅まで行くことに。かおるちゃんは、うれしくなって、猫についていきますが、乗った電車には、いろんな動物が乗っているのです。不思議でおもしろいですよ。
    乗換駅につき電車を乗り換えて、お父さんを捜すのですが、ようやく最後の車両でお父さんを発見。不安だったんでしょうね。お父さんを見つけて、安心したんでしょうね。涙がポロポロ。1人でお迎えに来たんですもんね。えらかったね、かおるちゃん。
    傘を持ってお迎えに行くなんて、なんかほのぼのしていいな〜。

    投稿日:2006/03/18

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  • 子供しか見えない!?

    かおるは、かさを持っておとうさんを迎えに駅までいくと1匹のネコに出会う。そのネコのついて電車にのると、かおるが乗った車両はなんと動物ばかり。くま、おおとかげ、さる、かば、ぞう、いのししなどなど。。。
    ひとりぼっちで寂しいおむかえ。読んでもらっている長女は少し自分まで心細くなってドキドキしている様子。でも動物たちの登場でちょっと楽しくなってきて、かおるがお父さんと出会うところでホッとしている。
    子供のこういう反応をみながらの読み聞かせは親までわくわくしてきます。
    読んでいる最中は現実にはありえない動物達の車両に、さも
    乗っているかのように絵本の想像の世界に入り込んでいます。

    投稿日:2006/03/03

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  • 子どもの世界

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    おとうさんを迎えに傘を持って一人で駅へむかいます。まってもまっても来ないお父さん、だれかが膝をたたきます。猫です。一緒にお父さんを探しに電車に乗り込むのですが、乗り込んだのがなんと動物車両!
    今の時代、子どもを一人でどこかに行かせるのが難しくなってきました。学校にすら、です。お父さんを迎えに一人で出かけるのが絵本だけのお話になってしまったのは悲しいですね。
    それはさておき、動物車両も聞いただけで面白いですが、動物がお行儀よく前をむいて座っているのがこれまたおかしい。しかも終点で当たり前のように電車を下りる動物たち。きっと大人には見えないんでしょうね。
    この女の子もわざと秘密にしているわけではないですがどうしてお父さんを見つけられたかは話しません、なんか子どもの世界ってうらやましいです。

    投稿日:2006/02/28

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  • 雨の日に読ませたい1冊

    長男の幼稚園では週に1回、自分で選んだ絵本を
    家に持ち帰ってきます。
    先日の貸出の日、ちょうど雨が降っていて、
    息子が持って帰ってきたのがこの本でした。

    最近では「突然雨が降ってきたから、駅までお父さんを
    迎えに行く」なんていう光景はなくなってきていると
    思いますが、できることなら
    経験させてやりたいな〜と思った1冊です。

    もしかしたら、本人もちょっとそれに憧れて、
    この本を選んだのかな?なんて思ったりして・・・。

    投稿日:2004/06/03

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  • 自分で選んだ最初の本

    • サラミさん
    • 20代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子3歳

    今も実家に大事においてもらっている、思い出の本です。
    雨がふりはじめて、お父さんを駅まで迎えにいく主人公の女の子。なかなかお父さんが現れなくて不安はつのり、乗り換えの駅までつれてってあげるというネコについていって不思議な車両に乗って...。
    雨の日の夕方という設定からか、くすんだ色調のさし絵のせいか、それとも感受性の豊かな子供時代に思い入れを持って読んだ本だったからか、主人公の不安な心や心臓のどきどきいう音が耳にまで響くような緊張感がいまでも伝わってくるように感じてしまいます。
    そして、いかに緊張していて不安な時でも、子供の心は正直で、すごく不思議なものやおもしろいものに出会うと一気に気持ちのベクトルがそちらに向いてしまうということを鮮やかに描いた「動物専用の車両」のシーンが素晴らしいなと思います。
    今は子供にひとりでお迎えにいかせるなんてとんでもない時代になってしまい、また、お父さんが今どこにいるかも携帯ですぐわかってしまうかもしれないですが、それでも私にとっては娘にもぜひ聞いてもらいたい、読んでもらいたい絵本です。

    投稿日:2004/03/31

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  • 動物電車

    女の子がかさをもってパパを迎えに行きます。
    不思議な猫にあって、乗り継ぎの電車を教えてもらい乗ると、それは動物専用の電車だったのです。
    象やくま・しまうまなどが電車に乗っています。
    女の子は無事にお父さんに出会いますが、そのときに
    ほっとして涙ぐんでしまう娘とその涙をふいてやるお父さんの様子がとてもほのぼのとしていいです。
    3歳ごろから〜

    投稿日:2004/03/29

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