五味太郎さんの『絵本をよんでみる』に紹介されていたので購入しました。娘は、2歳ぐらいからこの絵本がお気に入りでした。パンツ一丁の男の子が「どんどん どんどん」(擬態語なのか擬音語なのかわからないところがいい)とひたすら走って行くのですが、どうやらこの子は巨人?らしく、家を踏み潰したり、海を渡ったり、怪物を蹴散らしたり、ゴジラのような勢いなのです(で、絵にゴジラらしきものが出てくるのもいい)。野を越え、山を越え、海を越え、「ちょっとつかれた ひとやすみ」と泥遊びをするところが、子供らしくてかわいいです。濃い絵の具を塗りたくったような絵が、迫力を一層増しています。