考えてみると、お風呂って超プライバシー空間ですよね。そして、子供って一人でお風呂に入るのって、そんなに嫌だったっけ?と、ふと思いました。だから空想で乗り切るのかな?
お風呂の絵本と言ったら、私の中で一番最初に思いつくのは、松岡享子さん作、林明子さん絵の『おふろだいすき』なのですが、出久根さんの『おふろ』も負けていません。出てくる、出てくる、いろんな人たちが...
絵のタッチとかがよく見かける目に特徴のある出久根さんの絵と全然違って、本当に出久根さんの絵?と一瞬思ってしまう程でしたが、へ〜、こんな絵本を描いていたんだと再認識しました。
どうして最初に出てくる40分と宣言するタイムキーパー風の男の人が赤と青という派手ないでたちなんだろうという疑問が、最後のページで明かされます。
なかなかユニークで面白かったです。内容的には3・4歳の子より、小学生以上の方が楽しめると思います。