いつも、緑のないビルだらけの街を走っている路面電車がちょっと道を変えて走っていきます。この発想がたまらなくおもしろい。どんどん読んでいきたくなる絵本です。
電車のお話によくあるような、どんどん動物たちが乗ってきてにぎやかになっていくようすは、ちゃんとふくまれています。今回は、それが一味ちがって、有名なお話がコラボされているんですよ。これは、読んでからのお楽しみです。
ことばが詩のようにリズムがあって読みやすく、電車が進んでいくようすとよく合います。本に出てくる動物たちといっしょに、路面電車の旅を楽しめました。