「BとIとRとD」 みんなの声

８編のショートストーリーからなる大人向けの絵本。

□ちゃんは多分、どの女の子にも潜在している性格。
大人のまねが大好きで、でもいつまでも今のままがよくて、
ちゃんと自分をみてほしい。
それは、幼児期の私であり、数年前のわが子。

昔の自分に出会える一冊であり、女の子の子育てを終えたお母さんが
懐かしさを憶える一冊でもあります。

ボール紙に描かれたという挿絵はあまりの柔らかさに見入って
しまいます。
一見粗雑に貼ったように見える紙テープや切れ端っぽいレースのリポン
の小技もとても効果的。
素敵な蔵書になりそうです。

酒井さんファンには、涙ものでしょうね。

MOEに連載されたとのこと。
ページを開いて飾りたくなります。
私的には、やっぱりぬいぐるみのくま（＾＾ゞがツボですかね。

お子さん向けというよりは、大人向け、デッサンとか勉強している人向けでしょうか。

８編の短いエッセーと絵で構成されています。
娘と一緒に読みましたが、
ふりがなもなく、内容的にも大人の絵本って感じがしました。
装丁もおしゃれですが、酒井駒子さんの絵がすばらしい。
普通、黒ぽい絵だと、重くなりがちで、暗い感じがしますが、
酒井駒子さんの場合は逆に落ち着いた感じに仕上がり、
想像力をかきたてられ、女の子が輝きをましています。
子どものかわいいしぐさ、愛くるしさを素直に表現し、
読んでいる人にダイレクトに伝わるこの絵はすごいですね。

この作品は、子供に読み聞かせするよりも、大人が一人でゆったりとした気分で読むほうが合っていると感じました。
実際、私の市の図書館では、児童書ではなく一般書として貸し出されています。

小さいお子さん、特に女の子を持つお母さんは、この絵本の中に何回か自分の子どもの姿を見つけるのではないでしょうか。
私もまたその一人。
図書室でぬいぐるみ相手に、自分の見つけた絵本を読み聞かせする娘。
おもちゃのカートにぬいぐるみを入れて散歩したり、ぬいぐるみたちのおしっこなどの世話をする娘。
いつも見ているそんな娘の姿が、この絵本の女の子と重なり、さらにかわいさが増してきます。（親ばかですが。笑）

時折、いつもやっていることを怒ってやらなかったり、何が気に入らないのか分からないこともあります。
でも、どこか見えないところにちゃんと理由があるのだなと、改めて感じさせてくれるお話も。

こんな子どこもころの何気ないかわいらしさを忘れないように、そっとしまって、時々読み返したくなる絵本です。

よるくまのファンです。こちらの本は漢字が多く（ルビはありません）
大人のための絵本です。
最初の２編が私（大人）からの目線、残りは小さな女の子のお話し。
紙製カバーに入っているのが嬉しく、表紙を見せて飾っておきたい絵本です。