主人公のリリアーネは動物としゃべれて、植物を育てることもできます。でもそれは、知られれば仲間はずれにされてしまいます。それを隠して転校したとき、隣人の男の子イザヤに出会います。彼は天才なのにそれを隠してわざと適度に間違えたりしています。
はじめは、他の子にいじめられるリリですが、だんだん、イザヤやピアといった仲間たちができて、いじめっ子に立ち向かうようになっていきます。
動物としゃべれる力で、動物を助けたリリ。
この本を読むと他人との違いがあるからといじめたりする人に立ち向かえそうな気がしますし、読んだ子はいじめたりしなくなるんじゃないかと思えます。誰だって違いはある。勇気を持って間違いには立ち向かうよう、子供には教えていきたいです。
小学生低学年から読めます。