「たいせつなこと」 みんなの声

なにが本当に大切か、その核を教えてくれる本だと思いました。
いつも「あなたが大切よ」というテーマで絵本を描かれる作者らしいメッセージですね。
人間として、あなたがあなたであることが大切とは、まま考えることですが、物に対してはあんまり考えたことがなかったなぁ。切り口が新鮮でした。

マーガレット・ワイズ・ブラウンは、毎度深くいつまでも良い本という思いで読むのですが、娘には退屈なようです。
今回も右から左へ、でした。思春期に読むと、感動すると思うんだけどなぁ。
ということで、うまくいかないことがあり自信をなくしている大人が読むと、すごくホッとすると思います。
育児も同じようなものでしょうか、その親それぞれの思いがちゃんとあればどんな風に育ててもいい子に育つかな。

「大切なこと」は、当たり前すぎて、大切だと気づかないことばかりなような気がします。

もっとシンプルに、ありのままで、いいんですよね。

大切なことに気付くことが、大切だと思わされました。
そのためには、自分が自分であることが大切ですね。

噛み締めるように読みたい本です。

「おやすみなさい、おつきさま」でおなじみ、
マーガレット・ワイズ・ブラウンの作品。
私自身が大ファンなので、早くこの絵本を手にとりたくて、
うずうずしてました（笑）。
５歳になった娘に、そろそろ、、、と思って読み聞かせ
したところ、私の方が感動！
娘は、ちょっとひいてました（笑）。
その後、ゆっくりゆっくり、何度も何度も二人で読みました。
まさに「たいせつなこと」がつまっている、素敵な絵本です。

図書館から借りたため、今、手元になくてウズウズしてます。
そのうち、必ず購入したいと思っています！

絵も素敵ですが、日本語訳がこれまた素敵です。
内田さんのファンになってしまいました。

この絵本は、一言一言、かみしめながら、
ゆっくりゆっくり、ページをめくって下さいね。
読み終わったあとは、余韻に浸りましょう。

６歳の娘が「想像しながら聞いてるとおもしろい！」と。
私としてはびっくりでしたが、なるほど！詩的な文章がそんな風に感じ取れたんだと思いました。
６歳ながらに詩的なところを感じられるところがとてもいいと思いました。
個人的に絵の穏やかな色合いがとても好きです。

絵もきれいでみやすく、とても簡単なことばで今まで知っていたのに忘れていたことを
気づかせてくれました。
最後のページは息子と私のお気に入りです。

本屋さんで初めて手にして読んだときに、
これは手元に置いておかなくては！と思い購入しました。

心が荒れてきたなというときに読むと、心が静かになり、
心が疲れてきたなというときに読むと、癒してくれます。

大人になって、初めて自分のために買った絵本。
次は、誰かにプレゼントしたいなと思ってます。

「大人でも楽しめる本」ということで読んでみました。
最初は何も考えずにぼ〜っと読み、次は「何でそれがたいせつなんだろう」と考えながら読みました。内容は「絵本」というより「詩」という感じで、なかなか奥が深い本だと思います。
最後はこうなるんだろうなぁ、と途中で予想できてしまいましたが、何より絵がとてもきれいで、
見ているだけで楽しめました。
少し自信をなくして立ち止まっているような人にお勧めだと思います。

スプーンにとって大切なのは。ひなぎくにとって大切なのは。雨にとって大切なのは…。
日常に溶け込んでいて、その意味や価値さえ改めて考えることもない、モノや自然。それらにとって大切なことは？
少々哲学的な絵本です。文（詩）と挿し絵のバランスが絶妙。一言一言噛み締めて読みたい絵本。長い長い導入部分を経て、作者が一番言いたかったことが最後に出てきます。そう、とっても当たり前のことなのに、言われてみると「そうか、そうなんだ、そうだよね」と思える。涙がじわっと湧いてきました。無意識に肩に入っていた力がふっと抜けた感じがしました。
欲を言えば、最後のフレーズは、めくった時に読みたかった…かな。（その前の文を読みながら、既に見えているので、残念。）
そして忘れてならないのが、翻訳者・内田也哉子さんの存在です。スプーンの「あうん」、雨の「しとしとざぱざぱ」、雪の「つんとつめたい」…etc. 言葉選びのセンスが抜群。丁寧でいて、妥協を許さない、そんな仕事ぶりが伝わってきました。

　このナビで皆さんのレビューを読み、ぜひ手にとってみたいと図書館で予約してしまいました。
　やっと二週間後に手にした絵本・・大切に大切にめくりながら読みました。スプーンにとって大切なこと・・なんて思いもしなかった。そう、大切なことって見えないことのほうが多い。こんな風に日常を切り取って綴ってみたいと思ったりして。
　わたしにとってたいせつなこと・・か・・やっぱり見えていなかったかもしれない。いつも回りを気にしていたり、できない事ばかりを並べてみたり、落ち込んだり・・・もっとわたしを大切にしてあげよう。私らしくあることが私にとっての「大切なこと」。
　家の子どもたちにはまだ分からないようだった。でも、いつか何かでつまづいた時、そっと助けてくれる一冊なんじゃないかなと思っている。
　私へのプレゼントに購入して、いつか子どもたちが自分の手でこの本を本棚から選んで、あなたの大切さを思ってくれたらいいな。そんな素敵な出会いがあることを願って・・
　
　この本の英文ってどんななのかしら・・ということにも興味がわいた。いつか出会えたらいいな・・・

当たり前のことなのですが、改めて知ったような感じになります。
ひらがなで書かれた文章をゆっくり読んでみて
何だかホッとしました。
子どもたちを「いい子」にしようと焦っていたところに
立ち止まって考えさせられました。