なんて、なんて優しいネリノ!
こんな境遇にいて、普通の心の持ち主なら、ぐれて家出でもしてます。兄さんたちが捕まっちゃったら「ザマー見ろ」です。
でも、ネリノはそんなこと言わなかった。(偉いぞ、ネリノ!)それどころか、窮地に立った兄さん達を助けに行くんだから、尊敬しちゃいます。
この絵本に描かれていない部分で、ネリノはどのくらい兄さんたちにみそっかすにされていたのだろうと、考えてしまいます。
生まれつきからだが黒いというだけで差別を受けるなんて、こういうのが私は一番嫌い。ネリノが可哀想すぎます。
最終的に皆の仲間入りが出来たようですが、こんな兄さんたちと仲良くしたって、意味があるのかなぁ。と、思ってしまいました。
ちょっときつい感想かな。(絵本事体はいい勉強になる絵本でした)