題名からして、何となく気になって、手に取りそのまま借りてきた絵本。
主人公の男の子が、関西弁で綴った作文のような、絵日記のような絵本。
何度も、何度も、「はせがわくん きらいや」と書いてます。
その理由も・・・。
でも、きらいといいながら、一番気にかけ、長谷川くんのお母さんに、どうしてそんな病気になったのかを聞き、へたばるとわかっていても山登りに連れて行き、おんぶまでしてやる。
本当は人一倍優しく、長谷川くん思いの主人公。
しかも、実はこの絵本の作者、はせがわくん張本人です!
自分より弱いから、自分と違うから・・・そんな理由で差別したり、仲間外れにしたり、いじめたりしてしまうこと、ありませんか?
子供より、むしろ、大人の方が無意識に、差別してしまったりしていませんか?
相手の気持ちを思いやることの大切さ、何度もじっくり、子供たちと確認したいですね。
そんなきっかけにもなる絵本です。
ただし、関西弁に慣れてない方は、下読みされてからの方がいいですよ!私はたくさんつっかえてしまいました。