息子が2歳〜3歳くらいにかけて何度か読みました。
何度か読みましたが、まったく関心を示しませんでした。
この本は、ねずみのぐりとぐらが森で卵を拾ってカステラを作るという、
とても楽しい本です。私も子どものころ好きでした。
とても有名、かつ長年にわたって人気の本です。
でも、すべての子どもが同じものに興味をもつわけではない。
仕方のないことです。
みんな違ってみんないいです。
で、なぜ息子が興味を示さなかったのか。
考えてみました。
息子は食べものの絵本は好きです。
たとえば、食べものの図鑑は大好きだし、自然にタッチシリーズのカレー、チョコレート、おすし、はちみつ、みかん、牛乳など食べ物関連の本は、2歳のころから好んで繰り返し読んでいます。
どうやら息子は、リアリティのある、科学的な食べ物の絵本が好きなんだと思います。
落ちてる卵を拾って料理するのは、あまりにリアリティに欠けます。
息子には、落ちてる食べ物を拾って食べてはいけないと何度か教えたことがあります。
私が子どものころ、落ちていたお菓子やジュースに毒が入っていて、食べて死んでしまったという事件があり、家でも学校でも何度も注意を受けました。
落ちてる物を拾って食べてるのは、絶対にいけません!
常日頃子どもにそう教えているのに、
絵本なんだから、楽しければいいとか、
リアリティを求めなくていいという考えは、
一貫性がないし、子どもを混乱させるような気がします。
というわけで、今となっては、息子がこの本に興味を持たなくてよかったと思えます。