ないたあかおに」 みんなの声

ないたあかおに 作:浜田 廣介
絵:池田 龍雄
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1965年12月
ISBN:9784033020204
評価スコア 4.73
評価ランキング 1,172
みんなの声 総数 50
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

50件見つかりました

  • 心に残るおはなし

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子7歳

    息子が国語のプリントをしていて、
    このプリントの話は読まなくてもわかると言った作品でした。
    問題の中で 赤鬼の家の前に立てた看板に
    「こころのやさしいおにのうちです。○○○」と空欄になっていて、
    続きを考えなさいとなっていました。
    息子は迷わず、言い当てました。
    その話を隣で聞いていた娘も迷わず 答えを言いました。
    こうなっては 本を借りて、それが正しいか確かめることになり、改めて読み直しました。
    子供2人はアタリとうれしそうでした。
    学校で読んでもらったそうですが、
    2人の心に素直にはいった作品のようでした。

    投稿日:2006/11/12

    参考になりました
    感謝
    0
  • 男の友情

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    私が小学生1年生だったときにはじめて読んでとても衝撃的だったのを覚えています。30数年たって読んでみてこれまた衝撃的でした。人間の友達が欲しい赤鬼が友達の青鬼の計画に半ば無理に乗せられてひと芝居うつのです。その後赤鬼は忙しいほど人間の友達ができ、青鬼のことは忘れていました。ふと思い出したときに行ってみると…。
    好きな相手の幸せを思うあまり自分を犠牲にするなんて、映画の「カサブランカ」もそんな感じではなかったでしょうか。映画の場合、相手は異性でしたが。悔やんでも悔やみきれない赤鬼の悲しみが伝わってきます。なにも言わずに姿を消した青鬼の気持ちをおもうと切なくなります。私は女なので、間違っているかもしれませんがこれは究極の男の友情と言えるかもしれません。いつか赤鬼も青鬼も年をとって再会を喜び合えたらいいなと願っています。

    投稿日:2006/03/19

    参考になりました
    感謝
    0
  • あかおにの心とあおおにの心

    • ゼミさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳

    自分の身を犠牲にしてでも大好きなあかおにのためにわる者しなったあおおに。自分の幸せのために姿を消してくれたあおおにを思い複雑な感情の中涙するあかおに。人間の心の機微が子どもにもきっと伝わるであろうこの名作ですよね。
    豊かな絵本は子どもの成長に良い影響を与え心も豊かにしてくれる、そうですよねそんな作品ですよね。
    ゲーム漬けの現代の子どもたちはきっとあおおにやあかおにのような心をはぐくめないのではないかと案じている投稿者です。

    投稿日:2006/03/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • やさしい文章と素敵な絵

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子5歳

    私も『ないたあかおに』といえばこの本です。手元にあるのは実家から持ってきたもので、昭和41年発行、定価290円です。今でも絶版にならずに出ているのが凄いですね。
    まず、言葉遣いの丁寧なところがとてもすきです。声に出して読んでいても、とても心地良いですね。昔はこの「〜でありました。」という言い回しの絵本が結構あったような気がします。耳から入った時にとても暖かい感じがします。
    あかおにとあおおにの絵も素敵。あかおにはちょっと下ぶくれの四角い顔で濃い灰色の髪。あおおにはシャープな三角形の顔で金髪。この違いでも、両者のキャラクターの違いがしっかり出ていて面白いです。(非常に蛇足ですが、私の高校1年時のボーイフレンドの第1印象は「あおおにに似てる」というものでした。まさにアバタもエクボだったのですが。)
    そして、あかおにの幸せを思って姿を消すあおおにの気持ちにも泣かされますが、あおおにを心から信頼しているあかおにの気持ちも純粋です。お互いを思いあう友情の素晴らしさがヒシヒシと伝わってきます。
    5年生で読み聞かせしましたが、水を打ったようにシーンとしていました。この友情の素晴らしさを感じてくれたかどうかはわかりませんが、この素晴らしい絵本の存在を知ってくれただけでも良かったと思っています。

    投稿日:2006/01/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • なんど読んでも、涙がでます。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子5歳

    節分が近づくと、鬼が出てくる絵本に触れることが多くなると思います。
    昔は、鬼といえば悪者というイメージがありましたが、最近では、いい鬼もいるんだよというような絵本もたくさん出ています。
    それがいいのか悪いのかは別にして、この「ないたあかおに」は、とても素敵なお話だと思います。
    40年前に書かれたお話ですが、長く読み継がれてほしい絵本です。

    最後のあおおにの手紙には、いつも涙が出てきます。
    何度読んでも感極まって、読む声が震えてきます。
    あおおにくんのあかおにくんに対するやさしさに、とても感動し、あかおにくんの寂しい気持ちが伝わって、一緒に涙してしまいます。

    娘は、5歳。お話を聞いて、「あおおにくんがこわい」といいました。まだまだ、このお話の内容がわかっていません。でも、いつか、このお話の内容を理解する日がくるよう願っています。

    投稿日:2006/01/26

    参考になりました
    感謝
    0
  • 童話の古典かもしれません

     もう2月が終るので,忘れないうちに書いておきます。この本のお話は大正か昭和の初期に書かれたのでしょうが,今読んでもじゅうぶん新しいと思います。赤鬼と青鬼の友情,いなくなった青鬼の気持ちを思う赤鬼,それを自然に感じられるこの作品はやぱりいいなあ。節分の豆まきで鬼をいじめて少したってから読むのがいいと思います。1年生のお子さんたち,自分のことのように聞いてくれました。池田龍雄さんの絵もいいなあ,寂しい赤鬼がとってもうまく描けています。鬼の季節にはお薦めです。偕成社 1000円。

    投稿日:2005/02/28

    参考になりました
    感謝
    0
  • あおくんの強い思いに感動します

    子供の頃に読んだ絵と違う気がしたのですが、いろいろな出版社から挿絵違いで出ているのですね。
    池田龍雄さんの絵は、若くてスマートな鬼のやわらかな表情がステキでした。
    村人と仲良くなってから毎日が楽しくなったあかおにですが、ふと友だちのあおくんのことを思い出します。
    あおくんの家を訪ねると扉にあかおにに当てた手紙がはってあり、黙って何度も何度も読み返すあかおに。涙がとまらないあかおにの気持ちがこちらにも伝わってきます。
    「どこまでも きみの ともだち」この言葉を子供にも理解して欲しいと思います。

    投稿日:2004/12/19

    参考になりました
    感謝
    0
  • この本はうちの義母が娘への贈り物として頂きました。
    ということで早速2歳の娘と一緒に読み始めましたが、あまりにも娘には理解することが出来ない内容で、すぐに娘は飽きてしまい、違う本を開き始めました。
    しかし、そんな娘を横に置き、内容に魅了されたパパは読むことを途中でやめられなくなってしまい最後まで読み進めた次第です。もう「あおおに」のキャラクタがすばらしい!につきます。
    娘には内容が理解出来るようになってから改めて絶対に読んでみようと思いました。

    投稿日:2003/06/11

    参考になりました
    感謝
    0
  • 有名なお話

    有名なお話で、私も子どもの頃に読んだ記憶はあるのですが内容はすっかり忘れていました。あらためて読み直してみて、こんなお話だったんだなと思うと同時に、悲しいラストにどうも納得がいかない気持ちになりました。

    まず、青鬼がいい人(鬼)すぎますね。そこまでの自己犠牲を払ってまで友人の為に行動できるなんて、相当な深い友情です。事前に話し合って青鬼が遠くへ行かなくてもいいような方法を考えてもよかったのにな〜なんて思ってしまいました。

    また、恐れられるはずの鬼なのに人間たちは一度きりの小芝居を見て、すっかり信じてしまうというのもちょっと現実味がありません。一緒に読んだ6歳の娘は、「このおにたちはほんとうにこわくないの?」と最後まで半信半疑でした。内容をふまえた上でもう一度読み返してみようと思います。

    投稿日:2021/07/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • 何か一つのめぼしいことをやり遂げるには

    自分も小さい頃に読んだと思われる絵本です。
    記憶が定かではありませんが、なんとなく、印象に残っていたお話。
    青鬼の優しさと、それに気づく赤鬼の素直さに、ジーンとします。
    「何か一つのめぼしいことをやり遂げるには、きっとどこかで痛い思いか、損をしなくちゃならないさ」というセリフが、なんとも、悲しく、考えさせられます。

    投稿日:2020/07/16

    参考になりました
    感謝
    0

50件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(50人)

絵本の評価(4.73)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット