「オー・スッパ」 みんなの声

　4歳の子は何度も「よんで〜」と持ってきました。
　ちょっと変わった雰囲気の表紙に惹かれて図書館から借りてきました。

　誰もが共感できる味覚。レモン＝スッパイ。いろんな動物がレモンを食べたときの感想を述べています。動物たちの表情も楽しめます。

　小学校での読み聞かせにも利用してみたいなぁと思いました。

ぅわー、すっぱいー！！という動物たちの表情につられて
こちらも口の中にレモンがあるような気分になりました。
娘はすっぱいの大好きっこなので絵のレモンを手で
取り上げて口の中に持って行っては
「すっぱーーーーーい♪」と楽しんでました。
食べてみたくなるような綺麗なレモンの黄色も必見です。

いろいろな生き物たちのスッパ顔に、こちらまで口の中がすっぱくなってきます。
みんなの表情はもちろん、そのセリフもユニークで面白い。
笑いとすっぱさが入り混じる、愉快な絵本です。

表紙をめくって真っ先に現れるいっぱいのレモン。
それをつまんで私に食べさせる娘。
スッパ顔をした私を見て笑う娘に、今度はお返し。
これまたみんなに負けず劣らずのスッパ顔を見せてくれました。

絵本を読んでからまた現れたたくさんのレモンに、また同じことを。
「すっばーい」と言って口を押さえていた娘が、そのときは、

「すっぺ」

と言ったのが、妙にツボにはまり、笑ってしまいました。

　タイトルから予想がつくと思いますが、そうです、いろんな動物がレモンをかじって一言というスタイルです。

　どの動物の表情もスッパさに驚きうろたえているのが愉快です。
各ページ、色数を抑えてそれぞれの世界を作っています。

　息子は、かえるさんとカタツムリさんのページが好きでした。
　
　お子さんが、レモンのスッパさを知った頃にいかがでしょうか。

　それにしても、この本のタイトルを見ただけで、口の中が…。

レモンを口にした、いろいろな動物たちのひと言、そして表情が描かれています。そのどれもが、とても的確で、わかりやすいところがすばらしい。
黄を基調にした絵、見ているだけで、口がなんだかムズムズしてきて、動物たちと同じ気持ち、同じ表情に、ついなってしまいます。
ためしに、レモンを食べて、もう一度読んでみましょうか。

レモンがすっぱいと知らないで食べてしまった動物たち。

それぞれのきっかけがおもしろいし、反応の言葉もおもしろいです。
なんといっても絵がぴったりなので、表情を見ているとこちらまで「スッパー」と言いたくなります。

娘も私もすっぱいのは大好き♪
初めて食べた時に酸っぱい顔をしながらも、食べ続けていました。
だから、かたつむりさんに共感します。

各小学校で読み聞かせしてますが、子どもたちに大好評！
誰でも１度は経験がある、スッパ顔が並んで
その表情を眺めるだけでも笑えるのです （＾◇＾）

『きみは　ついうっかり　あのレモンをガブリっと
やってしまったことがあるかい。
もしあるなら　きみもりっぱな　ぼくらの
スッパともだち。』
そんな前書きから始まるのですが、ゴリラや馬、そしてカメレオンまで
一斉に、あのすっぱいレモンを好んで？間違って？口にしてみると〜
オォォォ〜！！スッパ！！！
その表情を見てるだけでもこちらまでスッパ顔！

とくに舌の長いカメレオンはほんとに気の毒。
でも、思いっきり笑わせてもらいました。
それから、お肌ツルツルを目指して口にしたかえるさんも・・・
そっか〜、逆効果じゃない！
そんな言い回しもとても良くて、こどもたちからのリクエストが多いのも
納得ですよね。

さあ、風邪をひきやすいこの季節、ビタミンCをたっぷり採らなくちゃね！
ってことで、この絵本登場の季節がやって来たようです♪

越野さん＆高畠さんコンビの『オレ・ダレ』がかなり大好きな我が家としては、
このコンビの絵本ぜひに読みたい〜と思ってしまいます。

高畠さんらしいユーモアたっぷりの挿絵に、
越野さんの絶妙な言葉バランス。

なによりこの絵本ほど読んでいて、お口の中が酸っぱくなる絵本はないでしょう！！
というほど、もう酸っぱく酸っぱくなる絵本です。
まさにレモン24個分です（笑）

息子も聞いているだけで酸っぱくなるようで、
2人してなんか口の中が・・・と
いってしまう絵本でした♪

でも息子君、まだ酸っぱいものあまり食べたことない子なので、
この絵本の面白さは、私よりわかんなかっただろうな・・・
ぜひに酸っぱいものを食べたあとに、読んであげたいですね♪

「レモン２４ページぶんのビタミンＣ」とか「きみは　ついうっかりあのレモンをガブリっとやってしまったことがあるかい。もしあるなら、きみもりっぱなぼくらのスッパともだち。」というフレーズ。
広告代理店のコピーライターの越野　民雄さんらしい琴線に触れる言葉です。

そう、今回はレモンの話で、題からしてイケテマス。

レモンを動物たちが食べる表情を見開きで描いていくのですが、確かにこんな表情をするんじゃないかって思えるくらいリアルさがあります。

ゴリラの唇、カメレオンの目、カタツムリの口と目なんて本当に笑わせてくれます。
その表情が見たくて、思わずいたずらで食べさせてみたい誘惑にかられてしまうくらいです。

単純だけど、その分心から楽しめる絵本です。
大人の絵本でも通用しそうです。

自分が読んだ時も読むたびに口の中にじわ〜とすっぱさが広がってつばを思わず飲み込んだと思うのです。
この動物もレモンを食べるんだ！と分かっていてもドキドキ、『ウォースッパ』というページに大笑いしてしまいます。
子供たちの反応はもっと速くてにぎやか！
「やばい・・やめろ！」とか「すっぱいぞ〜」とか
次のページが分かっているのにこんなに楽しめる本って・・すごいなぁと思います。
小さい子から大人まですっぱい体験楽しめる本です