息子の大好きな長新太さんの絵だったので読んでみました。
ライオンの体と影の立場が、さかさまになってしまう不思議なお話です。
でも、子供の頃って影の存在が不思議だったりしましたよね。
そんな子供心を絵本にしたような、そういう作品です。
夜、ライオンの体と別行動ができることに気付いた影ライオンは、
シマウマの影を食べると、シマウマの影が骨だけになってしまいます。
そういう発想はとても楽しく感じました。
けれど、現実にはありえない内容がダメだったのか、
息子の反応はイマイチでした。
光の当て方で影が伸びたり縮んだりするということを
息子はまだ知らないので、猟師からライオンたちが逃げるシーンも
いまいちピンとこなかったようです。
お話の終わり方が中途半端で、なんかすっきりしないまま
読み終えてしまいました。