チリン・・・チリン・・・
どこかから、風鈴の音が。
娘とふたりで、ショッピングを楽しんでいた時でした。
チリン・・・
いろいろな風鈴が、吊ってあるお店を見つけました。
その中でも、南部鉄でできた風鈴は、
デザインや色もよく、音色も透き通った素敵な音を奏でていました。
(いいな〜。風鈴の音って・・・)
しばらくの間、ふたりで聞き入っていました。
そして、このえほんのことを思い出したのです。
なつねこは、〈かぜのもり〉でふうりんをつくっていました。
なつねこのふうりんは、ガラスでできたふうりん。
こうぼうも、おしゃれで本格的。
実際も、こうして作るんだろうか・・・と興味深く読み進めていくと・・・
このなつねこが作るふうりんには、やはり秘密があったようです。
それがまた、素敵で。。。
かんのゆうこさんの「四季ねこ」シリーズは、親子で大好きです。
毎回絵が違うのも、新鮮で魅力のひとつですね。
北見葉胡さんの描く絵には、夏の花や夏の風物詩が、丁寧に描かれているし、
風鈴の音の秘密をあかすところは、幻想的で、夢の中にいるよう。
〈かぜのもり〉からうまれた風が、旅をして、
それぞれの思い出を心を込めて歌う。
その風の歌は、光の粒になって、きらきら舞い降りてくる。
(それを集めるのは、いもうとのこなつの仕事。)
風鈴には、そんな風の歌が込められているのです。
なんて、素敵なおはなしでしょう!!
まだまだ、暑い日が続きます。
なつねこが作った素敵な風鈴に、私もであってみたいと思いました。