「あお」 みんなの声

表紙の優しい色彩に惹かれました。
主人公・バーティと途中で出会った犬の
二人っきり（？）だけのお話。
青色が大好きで大好きでたまらないバーティ。
犬がいないのに何故か青色の首輪はある...。
そこでバーティは犬がいるふりをし始めました。
今度は本人が犬になりきっちゃった。
もう、しぐさが可愛いのなんのって。
そしたら本物の犬と出会ったんです！
大喜びだったのもつかの間...。
「青い犬」じゃないことに気づき...。
当たり前じゃないですか、青い犬なんて。
考えに考えたバーティの解決策に、1本とられました。
ページの色が変わる箇所があります。これも作者の意図とするところでしょうか？
ほんわかとさせてくれました。
最後のページが笑わせてくれます。犬好きの子達に...。

この絵本は、病院の待合室にあり、４歳の息子と読みました。
犬がいないので自分が犬になったり、あおい犬がほしいので、名前を「あお」にしたり・・・。
自分で解決していくのに感心しました。
特に名前を「あお」にするなんて、私も思いつきませんでした。
息子にも、自分で解決していく力をつけてほしいなーと思いながら、また読みました。

「あお」の大好きな男の子のおはなしですが、
絵から装丁に到るまでのその何ともいえない青の色調がおしゃれです。
青い犬の欲しいバーティーの行動がかわいいです。
ふつうの子犬を好みの「あお」にするには？
・・・なんと名案！
バーティーと犬のうれしさ、楽しさが画面からあふれてきます。
犬好きにはたまらないでしょう。

あお色の大好きな男の子。欲しいのはあおい犬。
でもあおい犬がいないから、ごっこ遊びをする。
そして一匹の白と黒のぶち模様の犬に出会う。
男の子はとっても気に入ったけれどその犬はあおくない…
でも、男の子はとってもすごい解決策を思いつくんです！！

2歳の息子にはちょっと早かったかな？
4歳の娘には楽しい絵本でした。
犬ゴッコは家の子供達もしているので、主人公の気持ちもよくわかったのかも？
娘は「わぁ　あおになちゃった！」と、理解した時にちょっとビックリしたみたいです。
でも最後のページで、男の子が犬になっているのをみて
「犬がいるのに なんでよ〜」って笑ってました。

主人公の男の子が、子供なりに考え工夫しているのが素敵です。
私には思いつかない解決策で感心してしまいました。
絵には背景がありませんが、男の子の気持ちを表すように背景色が変わっているんです。それが、男の子の動きをもっと生き生きとさせているように感じました。
あわい優しい色と、ふっと笑わせてくれるお話で、
ちょっと幸せな気持ちにさせてくれる絵本です。

自分の理想の犬を探し求めるバーティです。
夢の中で、青い色への憧れをふくらませるバーティです。
青い犬なんているはずのないのですが、色を選ぶのか、犬を選ぶのか、自分の心と折り合いをつける絵本かもしれません。
肝心なのは素敵な出会いを見逃さないことですね。
少し解りづらい絵本ですが、深みを感じました。

あおが大好きなバーティーは、セーターもいぬのくびわも
くつだってあおです。だけど、あおいいぬはもってなかったのね。
あおい　いぬが　いるごっこをしていたバーティーの元に
いぬがやってきます。でもそれは「あおい」いぬではなかった・・。
どうするのかなあ？と読んでいたら、なにかあおいものをやれば
いいんだよね・・って。すごいなあ。
そうして、そのあげたあおいものと言ったら
名前！
バーティーはいぬに「あお」という名前をつけたのです。
素敵だなあ。名前のプレゼントだなんて。
自分の固定観念にとらわれず、今いる中で一番楽しくなれることを
工夫して考えられるのっていいなあって思いました。

読んでいて清々しさを感じたのは、きっとバーティーが
もうだめだ・・・と言わないから。
いつも楽しい方へ楽しい方へと自分を駆り立てている。
そんな様子が読む方にも幸せな気分を運んでくれる。
背景の色の変化が絶妙。

おしゃれな雰囲気がただよう絵本。
きれいなブルーがさわやかです。
主人公のバーティーはとにかく青が大好き。娘も青が大好き。以前「あかがいちばん」という絵本を読んだとき、いちいち「あかよりもあお！」と主張していたほどなので、今回はすんなり感情移入できたようです。
このバーティー、飼う犬まで青がいいというこだわりよう。
もちろん青い犬などいるわけもなく・・・。
でも素敵な解決法を思いつきました。かしこいぞ、バーティー！
絵といい、内容といい、読んだ後にすがすがしい気持ちになれる一冊でした。

男の子と犬のほのぼの絵本です。
青色が大好きな男の子。せかいでいちばんほしいのは犬！でも青い犬じゃないくて・・・。さてさてどうなるのか・・・？男の子のアイデアに拍手でした＾＾
作者はロンドンのイラストレーターと言うことで絵がとても素敵です！男の子と犬の表情がすばらしく豊かで楽しいです。
犬好きにはもってこいの、また犬が飼いたくなる楽しい一冊です。

青にこだわる男の子の話。そこに白い犬がやってくる。果たして、男の子はどうするのか？
このくらいの年齢の子どもたちは好みの色がはっきりしてますよね。そんな子どもの気持ちを見事に汲み取っています。そして、すばらしいのは、主人公の男の子のように、自分で問題を解決することのできる力を子どもたちがもっているということ。作者は、そのことが良くわかっているのですね。