「ちびくろ・さんぼ」 みんなの声

子供の頃、大好きだった絵本のひとつです。
自分が母親になったら、「ちびくろ・さんぼ」を子供に読んであげたいと思っていましたが、絶版になったのを知り、がっかりしていました。
でも、今年再版されたと知り、とても嬉しくなり、すぐ図書館にリクエストしました。
ちょうど今年の春から小学校で読み聞かせを始める事になったので、記念すべき読み聞かせ第一号に「ちびくろ・さんぼ」を選びました。
私はトラがバターになっちゃう所が面白くて大好きで、そのバターでホットケーキを焼いちゃう所、子供心にうらやましく思った覚えがあります。

読み聞かせするにはちょっと本が小さかったですが、お話自体は子供達は楽しそうに聞いてくれました。

いい絵本は親から子供へ引き継いでいきたいと思いますね。

この本との出会いは私が小学校一年生の頃。今からｳﾝ十年前です。母からのプレゼントでした。人見知りが激しく、お友達と遊ぶより本を読んでいるときが一番でした。毎日毎日、少しずつ読んでいたので、本には鉛筆で「今日はここまで」と書いてあり、今ぼろぼろになったこの本を息子に読んでいると鉛筆書きを見ては「何で？」とたずねます。もう私のはぼろぼろでとても息子に譲ることはできずにずっと探していたので復刻されてとても感激しています。息子はとらが、くるくる回っている間にとけてバターになってしまうというのがとても気に入っています。日常ではとても考えられないですものね。それにそのバターでホットケーキを焼いてしまうなんて素敵なんでしょう。必ず息子はホットケーキを作ってとせがみます。そんな私の宝物、息子も大好きな「さんぼ」を宝物にしてほしいです。ちなみに当時の定価は￥220と記してあります。

私も幼いころ読んでもらった記憶がある絵本です。トラが溶けてバターになるのにはびっくりしましたが、その場面が面白くて大好きでした。そして、そのバターを使ったホットケーキの場面は何度見ても、おいしそうでおいしそうで…食べたくて仕方なかったことを思い出しました。絶版になったと聞いていたのでまた読めるなんて嬉しいです。子どもの頃読んでもらったときのドキドキわくわくした気持ちやこの絵本の面白さをぜひ味わってもらいたいです☆

「ちびくろ・さんぼ」と聞いただけで、
私は３５年前にタイムスリップしちゃいます。
（えー　もう３５年もたったんだぁ　ちょっとショック）

この絵本は我が家にあったわけではなく、
近所のやすおクンの家にありました。（うっ　懐かしい）
みんなで　保育園から帰って遊んでいるとき、
私はいつも　この本を見ていました。
みんな外で遊んでいても、何度もこの本を見ていたような
記憶があります。

幼かった私が、何故　この絵本のとりこになったのか
さだかではありませんが、
引きつけられるものがあったのでしょう。

今　改めてこの絵本を見てもその答えはわかりませんが、
かりあげ頭で走り回っていたころに
すっと戻れる　私にとってとても大切なおはなしです。

昔、実家の本棚には岩波書店版のがもう背表紙もぼろぼろ、色もやけてしまった状態でこの本がありました。それでも何度も何度も「読んで！」とせがんでは、そのたびに虎がおそろしく、さんぼの服の鮮やかな色に目をうばわれ、うらやましくてため息がでるようなおいしそうなホットケーキを眺めていたことを思い出します。差別問題などで出版されなくなったと知ったときは、「シナの５にんきょうだい」と同じく惜しいと思ったものですが、昔のものに忠実に出版してくださった瑞雲社に感謝です。
娘にとってはまったくはじめて聞くおはなし。私にとっては馴れしたしんだお話だけど、彼女は今日はじめてこの名作に触れるんだ...と思うと、しみじみと感動を憶えました。
翌日には、もう自分ひとりで声に出して、一生懸命最後まで読み通していました。きっとすごく気にいったんでしょうね。

私も主人も大好きだった本のひとつ。
トラのバターで作るホットケーキのページは何度見てもよだれが・・・。
娘にも読んであげたいと思っていたところ問題があって廃刊中。
ヘレンさんの原作本を購入しましたが、サイズがとても小さいし、絵がちょっと可愛くなくてケーキもおいしそうじゃない・・・。
ですから今回の復刊はとても嬉しいです。それも岩波のバージョンが。

娘に早速読みましたら、やはり親子、トラのバターのページあたりからよだれがでてきて
読み終えると無性にホットケーキが食べたくなって大騒ぎ。

本当に何度読んでもおいしそうな本です。

ちびくろさんぼが復活するという話は聞いていましたが、実際に書店で見たときは懐かしさでいっぱいになりました。
いろいろと時代を経てきたんだわぁ・・・となんかしみじみ感もいっぱいになりました。
当時、たぶん幼稚園児だったわたしにはこの異国の主人公とトラのやりとりはなかなかワイルドで印象深かったんだと思います。絵本以外でもテレビの教育番組で視覚的に見た記憶もかすかにあります。みんなが知っていたあの頃がとても懐かしい。
トラがバターになっちゃうところは今の時代の子供にも大うけ！「おかぁさんが小さい時にも読んだのよ」と親子で楽しめる一冊、復活してよかったです。

差別用語があるからと一度絶版になった「ちびくろさんぼ」
の復刻版。
前半の服や靴を奪われる場面はあまり興味がなさそうなの
ですが、トラが回り出すあたりからどんどん話に引き込まれ
最後のホットケーキには「やった！やったー！」と大喜び。
「ちびくろさんぼは食べ過ぎだよね〜」と言いながら
笑っています。
いろいろ問題があると言われた本ですが、自分が小さい頃に
そうだったように子供は純粋に物語を楽しんでいます。

幼い頃、食い入るように読んだこの絵本。虎がバターになってしまうところが大好きでした。懐かしさのあまりに思わず購入。早速子供たちに読んで聞かせました。
（私の期待通り）虎がバターになってしまうところで、子供たちはびっくりしてました。「さんぼは１６９枚もホットケーキを食べました」には、「うっそー」と大笑い。
差別問題などで絶版されていましたが、復刻されて良かったです。私にとっては名作です。

　絶版になってしまった「チビクロサンボ」の代わりにと出版されたらしいですが、絵がとっても綺麗で、原作のすばらしさを損なわないストーリー展開も気に入り、娘のために購入しました｡
　今度原作も復刊となり、こっちになじんだ娘にはいつ原作を読ませようか悩んでいますが、どっちもいい！と言いたいです｡
　ママは原作が大好きでした｡娘もちび・クロが大好き｡原作者もかわいい子どものために、ただ楽しませよう、とこのお話を作ったのだと思います｡