ベスコフの作品は、娘が小さな頃から数多く読んできましたが、まだ出会っていない絵本があるんだな、と思うと、うれしくなります!
題名だけは知っていたのですが、あまりレビュー数が多くなかったことと、対象が3歳からとなっていたことから、なんなく読みそびれていましたが、他のベスコフの作品同様、絵が文句なしに素晴らしく、また、「子どもらしい子ども」の世界を十分に満喫できて、やっぱり出会えてよかったな、と思いました。
花の好きな娘は、きれいでかわいらしい植物の縁取りにうっとりしながら、1枚1枚描き写していました。特に、ひなげしの花がお気に入り。
また、「こどもようのはたけ」をうらやましがったり、「のいちごつみ」を懐かしがったり、はだかんぼで「みずあそび」をする子どもたちに、ちょっとおねえさんっぽい顔をして、くすくす笑ったり・・・。
子ども時代の夏の1日1日が、こうであったらいいな、と自然に思える情景がいっぱいです。