どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
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はたらくくるま しゅつどうします!(文溪堂)
のりもの好きな子大集合!
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ルビーナはお友だちのお誕生会にお呼ばれして大喜び。 でも、お母さんはお誕生会のイメージが出来ず、妹のサナも連れて行くようにいうのです。 ルビーナが反対したとおり、妹連れのお誕生会は散々。 しかも翌日にはもっとひどい展開が待ち受けています。 それでもルビーナは、サナがお誕生会に呼ばれた時、 同じように妹のマリアムを連れて行かなければならなくて困っていたら、 助け舟を出したのです。 ルビーナの、姉としての心境が切々と伝わってきます。 作者自身の姉妹の体験がベースになっているそうです。 ということで、パキスタンからカナダに移住した一家がモデル、 つまり、異文化ゆえ、お母さんが無理解だった訳なのです。 魅力的なぺろぺろキャンディーが、象徴的なアイテムとなっています。 デリケートな姉妹関係が実にリアルでした。 と同時に、ルビーナの行動に拍手!したい読後感でした。
投稿日:2011/12/06
タイトルだけではこんな感じさせる、 考えさせられる話だとは思わなかったです。 でも、お薦めされていて、読んでみて面白かったです。 小学生ぐらいの子どもにはぜひ一度読んでもらいたいです。 こういう気持ちってどこかで一度はすると思いますが、 そのときに共感したり、 たとえ主人公みたいな立派な行動ができなくても こういうやり方があると知っているだけでも 違うと思いますし。 お母さんの毅然とした態度は 知っててやったのか 異文化で本当に知らずにやったのか 夫とも話題になりましたが、 子どもの世界のルールに気づかずに 対応していることってあると思いますが、 子どもの気持ちも大切にしながら 対応していきたいとこの本を読んで感じました。
投稿日:2020/02/12
結構、子供って親に影響されて嫌だったことって覚えているんですよね。 私は子供時代に親があまり靴を買ってくれなかった思い出があり(結構ボロボロになるまで履いていました)、我が子には靴をよく買ってあげちゃうことが多いです(笑)。 それは姉妹でもあるんですね〜面白い絵本でした。 そういえば、また私の子供時代の思い出話になってしまいますが、誕生日会に妹を連れてきた友達いたな〜親の考え方もそれぞれですね。
投稿日:2020/01/15
タイトルとブラッコールの絵に興味をひかれて読んでみました。絵の中のママの衣装が異国風だと思ったら、作者はパキスタンからの移住で、実話だったのですね。生活風習が違うママに理解してもらえない、わがままを言う妹、主人公である姉の気苦労が、すごく伝わってきます。似たような経験があり、共感できる長女は多いのでは。互いに成長するラストが良かったです。
投稿日:2019/06/21
ルビーナは、サリーのお誕生日会に招待されます。 妹のサナが、どうしても一緒に行くというので、お誕生日会に 連れて行くのですが、サナは何をして遊んでも、自分が一番に ならないと承知しません。帰りにお土産をもらっても、玩具は 直ぐに壊してしまうし、ぺろぺろキャンデーは、自分のは直ぐに 食べてしまったのに、次の日に楽しみにとっておいた姉のルビー ナの分までたべていまいます。 妹のサナが友達の誕生日会に呼ばれた時に、サナの妹の マリヤムも同じように、誕生日会に行きたいとダダをこねま す。おかあさんは、サナに「あなたは、ルビーナの友達の 誕生日会に連れて行ってもらったでしょ。だから、今度は あなたが、ルビーナとマリアムをつれていかなくちゃ」 ルビーナは、”小さいこの誕生会なんて遠慮するわ” ルビーナは、サナもさんざん恥ずかしい思いをして、誰からも 誕生会に呼ばれなくなるのが、かわいそうだと思って、 「お誕生会には、サナひとりでいかせて」と頼みました。 自分のように寂しい思いをさせたくなかったんだと思いました。 ルビーナの姉としての自覚がとても思いやりがあって、素敵 だなあと思いました。
投稿日:2019/05/25
5歳の娘が図書館から借りてきました。 題名と表紙の絵が気にいって借りてきた一冊のようですが、 中身はずっとずっと深い一冊。 妹のわがままを聞くようお母さんから命令された理不尽さ、 年下というだけで許されてしまう妹のわがままへのいらだち、 泣けば勝ちなのか?!とさえ思わせる、 妹の目からぽろぽろと流れる涙へのにくらしさ、 私自身も経験したことではありますが、 そばにいた10歳長男も思わずやってきて、 「ひどいよ!オレといっしょじゃん!」と、激しく同意・・・。 やー、上の子というのはとっても我慢をしてるものなんですね。 自身も経験したことなのに、親として反省。 そして、でもそんな上の子だからこその心の寛容さを見せつけられ、 最後は、とってもジーンとくるエンドに仕上がっています。 ご兄弟のいるお子さんと親御さんに、是非読んでいただきたい一冊です!
投稿日:2016/08/22
素敵な絵に惹かれて手に取りました。女の子たちの洋服や、お母さんが着る民族衣装がオシャレでとっても素敵です。 ストーリーは、表紙の絵やタイトルからはちょっと想像できない深い内容でした。姉妹ならではの、心の葛藤と成長のおはなしです。 お姉ちゃんが誘われたお友達の誕生日会に、妹が無理矢理ついていってしまいます。お姉ちゃんの分のキャンディーも食べてしまう妹・・・まるで我が家の姉妹を見ているようでした。 「おねえちゃんでしょ。我慢しなさい」と、私がついつい言ってしまうセリフも一緒でした。でもこのお母さんは、その姿勢を妹にもきちんと貫きます。すると姉妹の心に変化が。。。 ラストシーンで姉妹が肩を組んで微笑む姿は、何度見ても気持ちがよいです。我が家の娘たちも、こんな風になってくれるといいな。
投稿日:2013/10/29
子供ってペロペロキャンディー大好きですよね!!子供もこの絵ほん、表紙を見て「読んでみたい」って言いました。内容は結構字数も多かったのですが、お友達の誕生会に呼ばれるって感じのお話だったので、身近に感じれて楽しかったみたいです。
投稿日:2012/06/15
2010年のアメリカの作品。 作のルクサク・カーンは、パキスタン生まれで3歳のときカナダに移住した経歴があり、この話は幼い頃の経験が元になっているとのこと。 主人公のルビーナが、学校から喜び勇んで帰ってくるシーンから始まります。 お誕生会に呼ばれたからなのですが、ママは何故そんなことをするのか理解出来ません。 衣装を見ればお国柄ということが一目瞭然。 ママの国では、そんな風習はなかったということなのでしょう。 そんな時、ルビーナの妹のサナが、 「あたしも いくー!」と言ってききません。 サナは呼ばれていないから連れて行けないというルビーナに対して、ママはそれはおかしいと言い、結局、お誕生会にサナを連れて行くことになってしまいます。 サナは、お誕生会で大暴れしたので、ルビーナはその後、友達のお誕生会に呼ばれなくなるのです。 ここまでの展開で、ママがあまりにも妹のサナの側に立つことが多く、一寸理不尽な感じもしますが、姉妹の躾ということで明確な指針を持っているからなのかも知れません。 次の展開は、その妹のサナがお誕生会に誘われるシーン。 今度は、ママが、サナに妹のマリヤムを連れて行くならお誕生会に行って良いと言ってききません。 その時に助け舟を出すのが、姉のルビーナなのです。 最後のページに 「そのときから、わたしとサナは だいのなかよしです。」 とあって終わるのですが、なんとも良い感じの終わり方です。 姉妹喧嘩も、こんな収め方があるのだと、新しい気付きとなるお子さんもいることでしょう。 読む対象は、小学校低学年以上の女の子。 それも妹がいると、きっと感じるものがある、そんな絵本だと思います。
投稿日:2011/09/24
友達のお誕生会に呼ばれたルビーナが、 お母さんに「行ってもいいでしょ!」と言ったところ。 妹のサナが、「私も行く〜!!」と叫びます。 呼ばれてないから、連れて行けないと断るのに、 お母さんは「お友達に電話をして、連れて行っていいか聞きなさい。 そうでないと、行ってはいけません」と言うんです。 え〜、なんでお母さんは「サナ、だめよ」って言わないの?? 私も子供たちもモヤモヤでいっぱいです。 仕方なく、お友達に了解を得てサナをお誕生会へ連れて行くハメに。 そこでもわがまま放題のサナ。もう、大変です。 帰ってからもお土産のお菓子も全部食べ、 おもちゃも壊したりなくしたり。 冷蔵庫の一番上にルビーナがお土産の赤いぺろぺろキャンディーを しまっておいたのに・・・朝一番に食べてしまうんです。 怒ってサナを追いかけていたルビーナを、お母さんはその理由を 知った後でも怒ります。サナではなくて、ルビーナを。 う〜ん。なんで?姉ちゃんだから?? でも、そんなにガマンさせないとダメなの?? しかし、お母さんのこの「意図」はその後に効いてきました。 サナが大きくなって、お誕生会に呼ばれたその時に。 うわ〜、そうくるんだ!じわっと効いてくるんですねぇ。 作者紹介欄で、幼い頃姉が招待された誕生パーティについていった 経験がもとになっているとありました。 ルクサナさん。つまりサナちゃん(笑) あんまり意識してないけど、姉ちゃんに迷惑かけてることって 実はあるのかもしれませんね〜。 何もないけど、今度謝っとこうかな〜。
投稿日:2011/09/19
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