ちいさな はくさい」 みんなの声

ちいさな はくさい 作:くどう なおこ
絵:ほてはまたかし
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2013年04月24日
ISBN:9784338261104
評価スコア 4.69
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みんなの声 総数 15
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  • くどうさんの後書きを読んで 小さい頃に住んでいた村で見た白菜のお話し   目の付け所がいいですね〜 工藤さんは詩人ですものね

    ほてはまたかしさんの のびのびとした力強い絵もステキデス
    小さな白菜の気持ちが 伝わり 涙が出そうになり そして
    春に きいろい花をいっぱい咲かせて ちょうちょがやってきて
    幸せな気持ちにしてくれました!

    小さい白菜は みんなと同じように大きくなりたくて みんなと一緒にやおやに連れて行ってほしかったに違いありません

    気持ちが分かるのです

    みんなと同じようにしたいというちいさいはくさいのきもちが 痛いほど分かります

    でも・・・ みんなは 人間に食べられたのですが・・・
    小さい白菜は 寒い冬を越して 春には 喜びが待っていたんですもの
    やっぱり 哀しかったぶんだけ 喜びが大きいとおもいました

    ステキな絵本です 
    くどうさん ほてはまさんの 心が伝わる絵本です
    読んであげたい絵本です!

    投稿日:2013/07/31

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  • ちいさなはくさいは、みんなと同じように八百屋に行きたくて、大きくなるために体操するなど、頑張ります。
    愛らしくて、けなげな白菜を、思わず応援してしまいます。
    でも結局、一人で残されて……
    みんなは八百屋に行ったのに、自分ひとりで残って、寂しい白菜に、トラックのお兄さんは言います。
    「ここで春を待って、花を咲かせて、ちょうちょと遊びな」
    春を待ち望んだ白菜の言った「八百屋に行くより楽しそう」という言葉が、全てを物語っているように感じます。
    みんなより遅れてても大丈夫。
    みんなと違っていても大丈夫。
    キミにはキミの場所があって、キミにはキミの幸せがある。
    と感じる絵本でした。
    なんとなくですが、小さな白菜を優しく見守る柿の木は保護者、行く道を示すトラックのお兄さんは教師をあらわしているように感じました。
    このように、子どもの心を軽くすることの出来る大人になりたいです。

    投稿日:2013/07/18

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  • 地味ながら、心に根ざす

    ほてはまたかし氏は
    くどうなおこ氏の「のはらうた」の版画の方ではありませんか
    ん???
    版画ではなく、今回は「絵」ですね
    あとがきページの所には
    「画家」になっています

    登場するのは
    物知りでおじいさん的存在の柿の木と
    白菜を収穫にくるトラックのおにいさん・・・
    だけですし
    白菜に目や口がついているわけではなく
    「油絵」です

    おはなしが、くどうさんらしい
    ことばのリズムで
    文字が多いのが苦にならずに
    読み進んでいけます

    畑にきれいに整列された白菜
    そこから、あぶれた?小さな白菜

    自分が何なのか
    皆どうなるのか
    自分だけ小さい
    でも、残ったみんなと同じようにされてうれしい
    やおやへのあこがれ
    それは、叶わず
    でも、・・・

    規格外だからーと
    途中抜かれたり
    捨てられたり
    してしまうのでは?
    という心配も付きまといます

    「おおきくなりたい」
    「〜したい」という白菜の
    小さいながらも夢があります

    大きな展開はなく
    地味な感じでさえあります
    静かに季節がながれる感じ

    でも・・・

    「いち・に・さん・し 〜
     ご・ろく・なな・はち 〜」

    のリズムよい、心地よい言葉が
    小さな白菜の気持ちをうまく表しています

    くどうさんの幼児体験から
    生まれた絵本のようですが
    小さい時の感性をいつまでも
    温めていたのかな・・・と思うと
    感心してしまいます

    大人にもいいです

    投稿日:2013/07/15

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  • 応援したくなる

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    なんだかちょっと暗そうな表紙でしたが
    くどうなおこさんの本なので読んでみました。

    ちいさな白菜が春になって出荷されるまでのお話です。
    はみ出してしまった白菜さんの気持ちが
    なんだか人生がうまくいかない時の気持ちに似てるような気がして
    「頑張っていれば必ず春が来るんだよ」という
    強烈なメッセージ性を感じました。

    白菜って、実は八百屋さんに並んでるものは観たことがありますが
    畑でどんなふうに育ってるのかよく知らないです・・。
    この本を見てそちらのほうにも興味が行く子もいるかなーと思いました。

    内容の濃いお話なので、小学校中学年くらいがいいでしょうか?

    投稿日:2013/06/15

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  • 白菜の一生

    白菜が子供の時から大人になって八百屋さんに出荷されるまでのお話でした。このお話の主人公の小さな白菜はほかの白菜と違った感じで育って行ったのですが、うちの子はそれを見て「一人ぼっちだね!かわいそう!」って言って心配して最後まで見ていました。

    投稿日:2013/05/18

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