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ウリオ」 みんなの声

ウリオ 文:室井 滋
絵:長谷川 義史
出版社:世界文化社 世界文化社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2013年07月25日
ISBN:9784418138203
評価スコア 4.41
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みんなの声 総数 16
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    体長3メートル近い巨大アミメニシキヘビが逃げ出して大騒ぎになったが、飼っていた動物が逃げ出して事件になることがままある。
     逃げ出したのではなく、飼い主が飼えなくなって野に放つという無責任なこともあったりする。
     女優の室井滋さんと絵本作家の長谷川義史さんという黄金コンビによるこの絵本の「あとがき」で、文を書いた室井さんは「動物の気持ちと人の気持ち…。大切な命がどうすれば守られるか」を考えて欲しいと書いている。

     この絵本のタイトルの「ウリオ」は、大きくなったイノシシの名前。
     ウリオは小さいウリ坊と呼ばれていた頃山の中で母イノシシとはぐれていたのを、木こりのおじいさんに助けられる。
     そして、おじいさんの知り合いの街に住む一家に預けられることになる。
     お父さん、お母さん、お兄ちゃんのマー君、妹のももちゃんたちに可愛がられて、ウリ坊はどんどん大きくなって、今ではキバもりっぱな大人のイノシシウリオになった。
     ところが、マー君たちはそんなウリオを怖がったり、嫌いだす。
     ウリオにはその理由がわからない。
     とうとつウリオはマー君の家を飛び出してしまって、街は大騒ぎ。
     おしまいには猟友会の隊長が鉄砲持ってかけつけます。
     ウリオはどうなるのでしょう!?

     最後はマー君たち一家の懸命の説得で、ウリオは家に帰ります。
     この絵本の創作のきっかけは、室井さんの友人の家で暮らすイノシシがヒントになったようです。
     この絵本や最近のニュースから動物と私たちの気持ちをわかりあえればいいと思います。

    投稿日:2021/06/13

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  • 大きくなっても愛しく可愛い。

    小さいものって可愛いと思うのが人間の心理なのでしょうね。
    でも動物も人間も成長すればやがて大きくなっていく。
    それでも愛おしい可愛いと思えるのが本当の愛情だと思うのです。
    人間の勝手さと、それゆえの悲しみ。
    深い絵本に思いました。

    投稿日:2021/03/05

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  • 人間の勝手さ

    今年の干支は、イノシシということで
    「イノシシの絵本で何かお薦めありますか?」
    と、聞かれて

    ん・・・

    「てぶくろ」
    「やまのおふろやさん」

    で、イノシシが主人公の作品も
    結構あったりします

    が、これって、表紙からインパクトありますよね
    読んだことはなく
    室井さんの作ということもあって
    気になっていました

    図書司書の方が
    おはなし会で読んだそうです
    文章は多いですが
    集中してみていたそうです

    ウリオに共感するのかもしれません
    ウリオーいのししの赤ちゃんだけでなく
    人間様は、小さい時はかわいがるくせに
    あとは、知らんぷりの方もいらっしゃいますよね

    このおはなしは、実際にあったそうな

    地域柄、
    クマとともに
    山から下りてきて、里山の境界もなく
    荒らしまわるイメージの強いイノシシなのですから
    動物と人間の生活圏について
    考えさせられます

    投稿日:2019/02/19

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  • 女優の室井滋さん

    女優の室井滋さんの絵本です。
    女優としての室井さん、昔から、大好きでした。
    絵本を書かれていることを、初めて知りました。
    人間は自己都合で、他の生き物を、都合のいいように扱ってしまいます。
    そのことを改めて考えました。

    投稿日:2018/01/28

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  • うり坊は、可愛い!

    イノシシもうり坊であるあかちゃんのうちは可愛くてペットとして可愛がられて育てられるが、大きくなって一人前のイノシシとなったらやっぱり怖いなあとなると思いました。表紙の迫力あるイノシシの絵からも可愛かったうり坊のことは想像できないけれど、うり坊にとってはいつまでもペットの気持ちなんだと思いました。その後のうり坊は、どうなったのか気になりました・・・・・・・

    投稿日:2017/05/29

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  • ウリオと家族の気持ち

    室井滋さんと 長谷川義史さんの絵本は
    絶対いいものにちがいないと思い、
    図書館で見つけた時に すぐに借りよう!と手に取りました。

    室井さんの作品は、
    子ども目線で、
    今回もイノシシ目線でその心の動き、
    感情がすごくわかりやすく共感が持てる内容でした。

    そして長谷川さんの絵と組み合わさって、
    絵と文から ストーリーの展開に引き込まれました。

    私も正直 動物の中では
    イノシシは嫌いだし 怖いし
    被害のニュースを聞くと いい印象は全くありませんでした。

    でもイノシシの立場、気持ちになってみれば
    人間の都合にイヤな思いをしていたことでしょう。

    ウリオと登場人物とのやりとりは
    ほのぼのとしたラストで
    期待どおりの
    作品でした。

    投稿日:2015/07/01

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  • どうなることやら

    田中のじい様から送られてきたのは、山で迷子になっていたウリ坊でした。家族の一員として迎えられ、いっぱいいっぱいかわいがられたのに、一年たって、大きな体になってしまったら、家族から疎まれる存在に。
    ウリ坊の視線で描かれているのが、さらにお話を面白くしています。山へ戻ろうと家出をしたはずが、大変なことになり、どうなることやら…
    心配しました。ハラハラしました。この先どうなったのかも、気になるところです。

    投稿日:2014/10/07

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  • 姿が変わっても

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    かわいがられてきたイノシシのウリオですが大きくなったら家族(人間)のみんなに疎まれて…。
    なんだかウリオがかわいそうですが、この家族の気持ちも分かる気がします。
    イノシシが大人になったらそれはたいへんでしょう。
    おじいさんはどうしてこの一家にイノシシをプレゼントしたのか謎に思ってしまいました。
    ラストではしっかりと家族のきずなが見られて安心できます。

    投稿日:2014/08/07

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  • 子どもと重ねてみたり

    表紙の迫力あるウリオの顔に惹かれて手に取りました。
    ウリボウの時にはみんなにかわいがられたのに、大きくなったら蚊帳の外。すねたウリオは家を出ます。
    思わずウリオと自分の子どもを重ねてしまいました。小さい頃はなんでもかわいかったけれど、私も大きくなるにつれて扱いを変えちゃってるなぁと・・・
    たとえ体は大きくなっても、お母さんがブラシでなでてくれるとうれしいんですよね。子どももきっと同じだなと思うと、やさしくしなくちゃと思います。

    投稿日:2014/05/26

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  • ペットの猪の実話

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子20歳、男の子18歳

    女優の室井滋さんが、友人宅の実話をもとに書いた作品です。
    山で親とはぐれていたウリ坊(イノシシの子ども)は、木こりのおじいさんに拾われ、
    縁あって、パパさん、ママさん、マー君、ももちゃんの家で暮らすことになるのです。
    最初は赤ちゃんだったので、家で飼われ、みんなにもかわいがられていたのですが、
    やがて大きくなり、「ウリオ」と名付けられるも、屋外で飼われるように。
    寂しくなったウリオは脱走し、町中大騒ぎになるのです。
    でも、気づいたママさんが馴染みのブラシをもってきてくれて、
    小さい頃の記憶を取り戻すのです。
    人間と動物の交流が丁寧に描かれています。
    野生の動物でも、こういうことが起こるのですね。
    長谷川さんの絵も、ワイルドでユーモラスで、絶妙です。

    投稿日:2014/05/20

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