冷蔵庫の中の野菜たちのおしゃべりの話です。
だいこんさんは、色が白くてべっぴんだったのに、今はしわ
しわとか、さつまいもが冷蔵庫に入れられて風邪をひいたと
かのお話は、何処の家でもあるような事例ですね。
最後に、主人公のきゅうりがだいこんと、他の野菜から声援
を受けて冷蔵庫から出され食卓に向かいます。
野菜たちの料理されて食べて貰いたいという気持ちが、ひし
ひしと伝わってきて、食べ物を大事にしていきたいという気
にさせてくれます。
思わずストーリーに引きずりこまれてしまいましたが、なん
と言っても野菜たちのかわいい表情が秀逸です。
いもとさんて言うと、かわいい動物の絵というイメージがあ
りますが、擬人化した野菜の眼と口がたまりません。
食育にも役立つ一度は読ませたい絵本だと思います。