マレークベロニカさんの描く独特の絵のタッチとお話の内容にハマッてしまい・・・娘が生まれる以前(かなり昔ですが(笑))に購入し、実家に大切に保管していました。
ブルンミが大好きになった娘に、最近読み聞かせしました。
勿論娘は気に入ってくれたのですが、この絵本だけは、娘よりも私自身が一番気に入ってしまいました。
一番ジーンとくる場面は、最後に一つだけ残った赤い風船を大切に大切にしていたブルンミが、うさぎさんに羨ましがられて、可愛そうに思いうさぎさんに風船をあげちゃうところです。
一番大切にしているものは、大人でもなかなか人に譲られないのに、なんて心優しいのっと思わず感激してしまいました。
また、アンニパンニが風船を持っていないブルンミにどうしたのかたずねて、「なくなっちゃった」と答えたブルンミに「ざんねんだったわね。でも、ふうせんは いつか なくなるものよ。」と言った台詞は、形あるものはいつか無くなるという意味を子供にもよくわかるように表現されていて実によく出来ているなと感心しました。
最後に、雨が上がりキレイな風船と同じ七色の虹が出て、ブルンミが今日が素晴らしい日だった事に気付き お話が終わるのですが、なんとも素敵な物語だなと清清しい気持ちで読み終えることが出来ました。
本当に久しぶりに感動を憶えた作品に出会いました。
娘もブルンミのように優しい子に育って欲しいと思います。
そして、アンニパンニのように優しく子供に諭せる人になりたいなと思いました。
マレークベロニカさんのファン以外の方にも是非是非オススメの作品です。