クリスマスまで残すところあと10日、寝る前に5歳の娘と読みました。
物語は、男の子とお父さんの
「お父さん、小さいころサンタさんにどんなものもらったの?」
という会話から始まります。
お父さんがサンタからもらったプレゼントと、
そのプレゼントに付随するエピソード。
どれも、サンタさんからお父さんへの愛情がとっても感じられて、
心が暖かくなってきたころ、
話は、「サンタはいつまでくるのか」という核心に迫ります。
ちょうど、「10歳の長男にいつまでサンタ来るのか」と
私が思い悩んでいたころで、
お父さんのお話を聞いた私は、
「そっか!これだ!いただき!」と軽々しく飛びつこうとした直後、
あまりに深イイエピソードに、ジーン。。。
そして、一番最後のページの、雪の結晶のオーナメント。
サンタって物理的にモノのプレゼントをくれるだけじゃないんだ。。。
いまさらながら、そんなことがどっと心の中に押し寄せてきて、
再び感動でジーンとなりました。
師走に入り、仕事も学校も保育園関係も忙しく、
ふと気付けば12月中旬。
「ハッ、サンタの手配忘れてたっ」と慌ててバタバタと用意する私に、
そうじゃないんだよ。
親から子へ受け継がれる、サンタのプレゼントのワクワク、
小さいころだけに作られるこの特別な思い出こそが、
一番のプレゼントなんだよ。
と、語りかけてくれたこの一冊。
こんなに大事なことを忘れていた私に、
心からのワクワクと感動を再び蘇らせてくれた、
感謝の一冊です。
本編とは外れますが、ジーンとした後に読んだ、
スギヤマカナヨさんのあとがき。
「サンタクロスケ」なる存在に私は大笑いでしたが、
娘は真剣な顔。信じ込んだ様子でした。
でも大丈夫、クロスケはうちには来ないよ。
24日の夜のワクワクドキドキを、こどもと一緒に大切な気持ちで
過ごす気持ちにさせてくれた、とっても素敵な一冊です☆