小学校の読み聞かせ会で読みました。
雨が降っている日で、外に行けなかった子供たちが
読み聞かせ会を選んでくれたようで…
2年生を中心に20人弱ほど聞いてくれました。
実は、この日の読み手さんが都合が悪くなり
急遽、代役で読みました。
「読み聞かせ聞く人、座ってね〜」と
呼びかけながら見ると、2.3人の男の子たちが
すでにこの本を開いて見ていたので、
「それ読もうか?」と聞くと
「うん、読んで。前に読んでもらって面白かったから」と
言ってきたので…。
この本があるということは知っていたのですが、
田島さんの絵が私的にはあんまり…だったので
まったくの初見で、どうなるのか?と私も
興味を持って子供たちと楽しみました。
決意をした弱虫のバッタが、ヘビをへこまし、
カマキリをばらばらにして、飛び出していくところ、
子供たちは楽しげに笑っていました。
「面白かった」という声と一緒に
「これは『とべバッタ』じゃなくて『とべたバッタ』やな」
なんていう子供もいました。
《やる気になれば何でも出来る、
自分らしく胸を張って生きていこう》
迫力のある絵やシンプルな文章から
私にはそんなメッセージが伝わってきました。
とっても味のある、いい絵本だと思います。
子供たちは本当にいい絵本は知っているんだなぁと
つくづく感心します。