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木を植えた男」 大人が読んだ みんなの声

木を植えた男 作:ジャン・ジオノ
絵:フレデリック・バック
訳:寺岡 襄
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1989年12月
ISBN:9784751514313
評価スコア 4.71
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みんなの声 総数 27
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  • 何度も読みました。
    作者の自分の体験をもとに書かれていることは、後から知りました。

    はじめの言葉は、聖書の中の言葉のように思いました。
    絵も効果的で太陽に引き込まれそうです

    第一次世界大戦から第二次世界大戦という長い年月を大地に木を植え荒れ果てた地を幸いの地として、よみがえらせた一人の男の人の生き方に感動しました。

    彼は息子と妻を亡くし 悲しみの中、苦しんだのだと思います。
    孤独の世界にこもっていましたが、彼は何かためになる仕事をしたいと考え前向きに生きたのです。


    木のない土地は、死んだも同然。
    不毛の地に生命の種を植え付けること。

    それは 人間が生きていく上で、自然の中の木や水の与えてくれる恵みを、守ることが大切であると知り  一人で しかも戦争のさなかでも 種を植え続けていたのです。
    その地道な行いに頭が下がる思いです

    なかなかできることではありません。

     人間は愚かにも戦争で人を殺し大地を破壊しているのです

    彼は 何が大切かを 神様に導かれたように木を植え続けたのです。

    後の人々は彼のおかげで 平和に豊かに生きることができているという事を知りませんが・・・・

     自然の恵みには いつも感謝しなければならないと感じると思います

    今の 私たちも 地球の温暖化や 砂漠化 戦争など、問題をかかえています。

    この絵本は、私たちに今何が大切にされなければならないか 警鐘をならしてくれているのだと思いました。

    大人がまず学び、この中の教えを子供たちに伝えていく
    高学年のこどもなら 少しでも分かってくれると思います。
    中学生 高校生にも是非読んで欲しいと思います。

    歴史  その中を生きている一人の人間の生き方のすばらしさがこの絵本には描かれていると思います。

    何度も何度も 繰り返して読みたい絵本です。

    投稿日:2010/01/06

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  • 未来を見据えた行動に感動します。

    何十年もの間、あれ果てた土地に木を上続けた男のストーリーです。
    やがて森が再生し、大地がよみがえるという、盛大なストーリーになっています。
    未来を見据えて行動した主人公に頭が下がります。
    目先のことだけでいっぱいな現代の人々・日本の政治・・・色々考えさせられました。

    投稿日:2021/04/27

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  • 感動

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子4歳

    フレデリック・バックの絵なのですが、
    絵本版ではなく、
    本の形で、文章も長かったので
    自分用に読みました。

    黙々と木を植え続けるって、簡単なようで、
    ものすごい孤独や不安と戦っていたのではないでしょうか。
    途中、そういう描写も少しあり、
    そこに人間らしさが出ていて、
    静かに感動しました。

    コツコツすることの大切さ、
    低俗でなく崇高な目標だからこそ人に感動を与えるのだと、
    いろいろ考えさせられました。

    投稿日:2019/07/26

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  • 黙もくと木を植え続けた人生

    一人息子を失い、まもなく奥さんもあとを追った。そこで世間から

    身をひいて、まったくの孤独の世界にこもり、羊と犬を伴侶に

    しながら、ゆっくりと歩む人生に、ささやかな喜びを見出した。

    不毛の地に生命の種を植え付ける・黙もくと木を植え続けた

    ブフィエ氏のことが描かれてました。たった一人の男が、その肉体

    と精神をぎりぎりに切りつめ、荒れ果てた地を幸いの地として

    甦らせました。感動物語でした!

    投稿日:2019/07/18

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  • 人生をかけて

    「木を植える」
    その、簡単そうに見える作業が、どれほど大変で偉大なことか・・・この、お話を読めばよくわかると思います。
    木や自然があってこそ、私達人間も豊かに暮らせるのだということも、はっきり描かれていたと思います。

    投稿日:2012/11/08

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  • 諦めずに続ける

    諦めずに生涯を
    木を植えることに専念した男。
    命がけで木を植え続けます。
    時代は戦争、貧困さまざまなことがありますが
    考えを曲げずに行動。

    素晴らしいお話ですが、ちょっと教訓めいた感じです。
    文章も長いので、読み聞かせには大変かもしれません。
    大きくなって自分の考えが出てくるころに
    読むといいかもしれません。
    読んだ後に、自分自身の考えをもつことが大事です。

    投稿日:2011/08/20

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  • 小さなことからはじめよう

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    過去にアカデミー賞短編映画賞を受賞した話を絵本として新たに描き起こしたものです。
    なるほど、人を深く感動させる素晴らしいお話です。

    一人の人間の力などちっぽけで頼りないものと、はじめから何も行動を起こさない人は少なくありません。
    でもこの絵本に出てくる男の人は違います。
    毎日毎日、木を植え続けます。生き残れるのはそのうちのわずかだということを知りながらも。

    黙々と木を植え続ける男の行動力、信念に心打たれます。
    戦争で地球を汚していく多くの人がいるなかで、小さな力で美しさを取り戻そうとする気持ち。
    世の中の人がみなこの男のような気持ちを持っていたら、地球はどれだけ美しくなれるのでしょうか。

    男の努力は実を結びます。
    幸せな暮らしができる村の人々の影には、たった一人の男の努力が隠されているのです。
    小さなことからでも何かはじめよう。
    そんな気持ちにさせられます。

    投稿日:2009/03/14

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  • 一歩ずつ、確かな足取り

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    お話は、1913年にさかのぼります。
    旅人が、三日間、草木のまばらな荒地を歩き続けてたどり着いた村に、残っていたのは廃墟。
    そこで、ひとりの羊飼いの男が、ひっそりと暮らしていました。
    その男がやっていたのは、木を育てること。広い荒野に一粒ずつ種をまいていくことでした。
    気も遠くなるような作業。そして、必ずしも育つ保障はない作業。ただ黙々と、何の見返りも求めず、人々のために行うその作業にただただ感心させられました。
    どこか淋しげに思えるおじいさんですが、その木を育てる思いは、どこか子育てに似ているようにも思えました。
    何の見返りも求めず、多くの人のために行った行為、その精神を見習わないといけないなと思いました。
    暗い中にも、どこか光を感じさせてくれる背景描写にも、魅力を感じました。

    投稿日:2008/11/09

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