メーテルリンクの名作『青い鳥』。
もともとは戯曲ですから、少しとっつきにくいのですが、
このように絵本で読むと滋味深いですね。
しかも、立原えりかさんの文章といわさきちひろさんの絵ですから、
クオリティが高いです。
大人も、よく比喩で使われるのですから、きちんと抑えておきたいストーリーです。
しかも、母になってこそわかるシーンもありますからなおさらです。
貧しい木こりの子ども、チルチルとミチルは、
訪ねてきたおばあさんの願いを叶えるべく、ダイヤモンドの付いた帽子で
いろいろな国に「あおいとり」を探しに行きます。
そこでの出来事は、とても寓話的で考えさせられますね。
幸せって何だろう、と考えるヒントにもなります。
そして、身近な幸せに気付いて、日々の生活が豊かになるといいですね。
やはり、いわさきちひろさんの絵、素敵です。