現実的には不可能だけれども、とっても想像力豊かな本だなと思います。お父さんによじ登るということですよね? そして、それで枝の上に建ちあがるというのは、人間の状態だったらどういう感じなんだろう?と、ついつい考えてしまいますし、鳥の糞攻撃にはまだ耐えられたとしても、犬のおしっこは、もし自分が木に扮していたら、絶対嫌だなぁ。
でも、これってもしかしたら実際は、登っていなくて、単に想像がイメージ化されたのかもしれませんね。もしくは、もっと大きなスパンスで見たら、親としてあり方を表しているのかな。親は、どんな時も子どもを見守っているということの暗示とか...
やっぱり片山健さんの絵本は、独創的で、とても奥深い気がします。