誰も知らないけど、実はわたしの家にはね…
小人がいるの。妖精がいるの。かわいいおばけがいるの。
そんなことを子供のころ何度となく想像しました。
目にはみえない何かが存在する。
そして夜になると、彼らが遊んでいる。
そんな想像を何度となく楽しんでいた気がします。
このお話は、そんな非現実なものが繰り広げるファンタジー。
北欧のクリスマス前後が舞台です。
北欧の人たちにとっては昔話の1つとして語り継がれているような小人トムテの子供のやんちゃなお話です。
北欧の人にとって、トムテとはとっても身近な存在で、
日本での座敷わらしとか福の神とかと同じような存在なんだろうなあと感じました。
なので、物語を読む上では、トムテという存在が北欧の人に比べると我が家(我が息子)にとって身近ではないのが残念でしたが・・・
とはいえ、お話の流れは昔話のファンタジーといった感じですし、クリスマスを舞台としているだけあって、とっても心の温まるお話。
そして何よりも実は小人が存在するんだあ!
と、子ども心をくすぐるような展開だったと思います。
なので読後とっても幸せな気分になりました。
分量的には童話の量かなあ。
ですので、小学生以上のお子さんにおすすめします♪