教科の得意不得意の自覚は、小学2〜3年生頃から出てくるのかしら?
主人公のいちろう君は、体育が苦手。
体育館が修理中なので、雨が降れば、体育がなくなるかもと思っていたら、ある夜、夢の中にまじょの女の子が出てきて、・・・・・・。
本当に小学生の頃、「明日・・・・・・がなければなぁ〜」なんて、時間割をそろえながら思いましたっけ。
もう、そのころは、自分の人生で一世一代の大問題に思えて、眠れなかったこともあったような気がします。
さて、親切なまじょの女の子の出現で、思わず手にした一本の赤い傘。
いちろう君は、願をかなえるべく雨を降らせます。
教室から外の雨が激しくなっていくのを見て、良心の呵責に苛まされていくいちろう君の気持ちに思わず寄り添っていました。
この雨はどのようにして収まるのかしら?とドキドキしました。
最後の清々しい笑顔のいちろうくんの姿に、よかったよかった〜って、思いました。
はた先生の描かれる男の子の魅力は知っていましたが、女の子もかわいいです。
子どもたちの表情が生き生きしていて、こんな小学校に通いたいって思うお子さんもいるでしょうね。
そして、雨があがった青空のステキなこと、この青ははた先生の青ですね。