「The Book of Sense」シリーズのTaste(味覚)バージョン。
表紙のおいしそうな果物が魅力的です。
ぶたくんがいろいろ味見をするという趣向。
おいしそうな食べ物が登場するので、親子ともに楽しめると思います。
味覚の言葉(甘い、辛い、熱い、冷たいなど)とともに、
ぺろぺろ、しゃくしゃく、などのオノマトペもありますね。
小さい子たちには繰り返し聞かせてあげたい表現です。
納豆やチャーハンもありますよ。
苦手な子どもたちが多いにんじんやピーマンもさりげなく「どんなあじ?」と
聞くところなど、食育っぽいですね。
注目すべきは、朝ごはん・夕ごはんという一家団欒の様子がしっかり描かれていること。
みんなで食べるとおいしいね、というメッセージが嬉しいです。
独特のコラージュで描かれているので、食材の素材感が感じられていい感じです。